【戦狼外交(せんろうがいこう)】
中国語でも同じく「戦狼外交」と書く。英語もWolf warrior diplomacyなので、そのままの意味である。
あの目つきの悪い「趙さん」も大変だろうと、同情を禁じ得ない。彼は悪役を演じているのだ。本当は小心者で、意外といい人なのかもしれない。
そのほか、駐仏および駐豪の中国大使は「台湾人を再教育する」などと妄言を吐いて、大いに顰蹙を買った。ただ、本人たちにその自覚はないらしい。
不可解なのは、「なぜ中国は、戦狼外交でわざわざ自国の印象を悪くするのか」ということだ。この疑問について、【世界の十字路】のMCである唐浩氏は、以下のように解説している。
遠吠えする「戦狼」たちの本音は何か。それは、まもなく始まる党大会で、総書記に再任される(であろう)習近平氏に「できるだけ自分の忠誠心を見せておく」ということに尽きる。
そこには、もはや「党」を最重要とする意識さえ存在しない。つまり「戦狼」の目的は、中国の強さを対外的に誇示するためではなく、内部闘争が続く党内で勝ち残るため、習氏への忠誠心をアピールする言わば「しっぽ振り」なのである。
50数年前の文革のころ。まだ10代の紅衛兵が学校の教師を殴り殺したのも、「毛主席への忠誠心を誇示するため」であった。
紅衛兵とは全く異なり、今の「戦狼」たちは自身の保身と昇進をかけて、ひたすら最高権力者に媚を売る。ただし、中共邪霊の悪魔性において、両者は共通している。
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