今月30日17時過ぎ(現地時間)、北京石景山区にある複合商業施設「京西大悦城(JOY CITY)」前の路面に「大穴」があく大規模陥没が起きた。この陥没によってショッピングモール前の路面に大きく空いた穴は約24平方メートルに及んでおり、施設の立地の安全性に対する市民の懸念が高まっている。
この大型ショッピングモールは、6月18日にオープンしたばかり。わずか43日目の出来事だった。
「大悦城」の公式通告によると、「今回の路面陥没による死傷者はおらず、また専門家の判断で路面崩落が建物の安全性に与える影響もない」という。現在、路面の修復作業を急いでいる。
この唖然とするような事故を受けた北京市民の声には「ここも、おから工事(手抜き工事)か?」と、ため息と懸念が混じっている。
「大悦城」は、中国食品最大手の中央直属の大型国有企業「中糧集団(COFCO)」が展開する複合商業施設。北京、天津、上海、杭州、武漢、深センなど多くの都市に進出しており、今回路面陥没が起きた店舗は北京で三つ目となる「京西大悦城」である。
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