複合商業施設で大規模陥没 オープンわずか43日で「店前に大穴があいた」=北京

2023/07/31 更新: 2023/07/31

今月30日17時過ぎ(現地時間)、北京石景山区にある複合商業施設「京西大悦城JOY CITY)」前の路面に「大穴」があく大規模陥没が起きた。この陥没によってショッピングモール前の路面に大きく空いた穴は約24平方メートルに及んでおり、施設の立地の安全性に対する市民の懸念が高まっている。

この大型ショッピングモールは、6月18日にオープンしたばかり。わずか43日目の出来事だった。

「大悦城」の公式通告によると、「今回の路面陥没による死傷者はおらず、また専門家の判断で路面崩落が建物の安全性に与える影響もない」という。現在、路面の修復作業を急いでいる。

この唖然とするような事故を受けた北京市民の声には「ここも、おから工事手抜き工事)か?」と、ため息と懸念が混じっている。

北京にできた最新の複合商業施設「京西大悦城」(JOY CITY)。

「大悦城」は、中国食品最大手の中央直属の大型国有企業「中糧集団(COFCO)」が展開する複合商業施設。北京、天津、上海、杭州、武漢、深センなど多くの都市に進出しており、今回路面陥没が起きた店舗は北京で三つ目となる「京西大悦城」である。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。
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