[ワシントン 19日 ロイター] – 米国防総省は19日に公表した中国の軍事動向に関するリポートで、同国が保有する運用可能な核弾頭の数が今年5月時点で500発超に上っていると指摘し、2030年には1000発超に達するとの見通しを示した。
中国の核弾頭数は増加しているが、まだロシアや米国の保有数を大きく下回っている。米国は核弾頭の保有数が約3700発で、うち1419発の戦略核を配備済み。米国科学者連盟(FAS)によると、ロシアは保有数が4489発、うち約1550発が配備済みだ。
前回のリポートによると中国は2021年に運用可能な核弾頭の数が400発超だった。
米高官は記者会見で「中国は極めて急速に近代化や多様化を図り、核戦力を拡大し続けているとみている。同国の現在の取り組みは規模や複雑さが10年ほど前の水準を大幅に上回っている」と述べた。
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