香港出身の著名女優キャシー・チャウ(周海媚、57歳)氏が今月11日、死去したことがわかった。
所属事務所の声明によれば「病気治療の失敗により亡くなった」という。しかし、ネットに出回っている「北京中医医院順義医院」つまりチャウ氏が運び込まれた北京の病院の電子カルテによると、その死因は「中共ウイルス(新型コロナ)である可能性が高い」と指摘する声が多い。
チャウ氏のカルテを外部に流出させたとして、病院職員とその友人2人が逮捕されている。
「チャウ氏は1週間前から咳が止まらず、呼吸困難であったため、家のなかで酸素吸入をしていた」という仕事仲間の証言もカルテに記されている。また、彼女には「高血圧」や「全身性エリテマトーデス(SLE)」の持病があったという。
チャウ氏の友人は「数日前まで連絡を取り合っていた」と、彼女の突然の死について驚きを隠せないでいる。
チャウ氏は、これまで数々のドラマなどで活躍してきた。とくに、華人圏で著名な香港の小説家・金庸(きんよう)氏の小説が原作である武侠ドラマ「倚天屠龍記」に登場する周芷若の役で広く愛されている。
しかし、1998年から難病にも指定されている免疫系の病気「全身性エリテマトーデス」を患ったことが噂され、療養のために一度は香港の芸能界から姿を消した。
またチャウ氏は、自身が香港出身であるにも関わらず、2019年の香港の民主化デモの際は中共側の立場をとり、中共のために宣伝していたことで有名である。
近年、中国における事業活動に軸足を移したチャウ氏は、2021年に自身が北京で中国産の新型コロナワクチンを接種する動画をSNSに投稿している。
その行動について「明らかにワクチン接種を推奨する中共のために宣伝している」と時事評論家の李沐陽氏は指摘する。
チャウ氏は、中国製である科興(シノバック)の新型コロナワクチンを4回接種していたとする記録もある。
所属事務所による死去発表のわずか数分後、チャウ氏死去の関連トピックスは中国SNSウェイボー(微博)でホットリサーチ1位になった。また、ウェイボーのホットリサーチトップ30のトピックスのなかで、チャウ氏に関連するトピックスが9つも占めるほど、中国では彼女の死が注目されている。
SNS上では、彼女の突然の死と「中国産新型コロナワクチン」の関係性を疑う声も多く上がっている。
「免疫系の持病を持っているのに、ワクチンを打っていいのか?」「ただでさえ免疫系に持病があるのに、なぜ中国製ワクチン打ったのか。それにより、さらに免疫系が破壊されて、ついには新型コロナに感染したのではないか?」と考える人は多い。
今月3日、華南理工大学の丘勇教授(40歳)が死去したケースでも、「中国産の新型コロナワクチン」による副作用が再度注目された。
丘教授は亡くなる前、造血幹細胞移植を行っていた。ただし、丘教授が移植センターに入る前に「私の今の状況は、新型コロナワクチンによる後遺症である可能性が高い」というメッセージをSNSに残している。しかしこのメッセージは、当局によってすぐに削除された。
著名な女優の訃報が伝えられた北京界隈では「中共の高官たちは、みな(中国産)ワクチンを接種していない」とする噂まで流れており、中国産ワクチンの安全性に対する告発が絶えない。
昨年、中国の30以上の省と地域の白血病患者は「中国産の新型コロナワクチンを接種した後、白血病になった」と告発する公開書簡を2通公表している。
しかし、こうしたワクチン被害者は陳情しようにもできず、すべて当局によって弾圧されている。
このことをメディアに取り上げてもらおうと記者に頼んでも「報道できない」と言われてしまう。また、ワクチン被害者の訴訟を引き受けてくれる弁護士もいないのだという。
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