今週末(1月13日)に行われる台湾総統選を控えるなか、台湾の行く末を案じる多くの在外華人が台湾入りし、現地で選挙を見守っている。
カナダ在住の著名な中国民主活動家・盛雪氏、エポックタイムズ日本でもおなじみの時事評論家・唐靖遠氏や李大宇氏など、著名なインフルエンサーたちもその中にある。
盛雪氏は今月8日、エポックタイムズの取材に応じ、次のように語った。
盛雪氏は「台湾での選挙を見るために、これまでに数回は台湾を訪れている。しかし今年の選挙は、従来の選挙とは違う」という。
「台湾人は、ずっと中共による選挙干渉に直面してきた。中共は今回、戦争の発動まで持ち出し、台湾の選挙に対して威嚇している。しかし、こうしたことは、台湾社会に(中共にとって)マイナスの反応をもたらしている」
「台湾の一般市民は、こうした選挙には慣れている。しかし、なかにはうんざりしている人もいるだろう。台湾の若者の中には『統一か、独立か』で語られる両岸問題に対して、すでに強い嫌悪感を抱いている人もいるからだ」
「それでも私は、台湾人に対して言いたい。どれほど両岸問題にうんざりしても、中共による武力威嚇や台湾社会への浸透など、台湾には国家安全保障の問題があるということを認識しなければならないのだ」
「今日の台湾社会にとって、最も危険で、なおかつ最大の敵はやはり中共である。中国の民主化なくして、台湾の危険は決して除去できない」
「今回の台湾総統選挙の結果は、台湾の安全保障や民主の発展、そして世界の安全保障にも直接的な影響を及ぼすだろう。つまり、台湾を守ることは、アジアの安全と平和を守ることであり、全世界の平和を守ることでもある」
盛雪氏はそう述べて、台湾の重要性について「ますます多くの国が、それを認識できると信じています」と語った。
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