自然エネルギー財団大林氏、タスクフォース委員を辞任

2024/03/28 更新: 2024/03/28

内閣府の再生可能エネルギーに関する資料に中国の国営企業のロゴマークが入っていたことをめぐって、提出者である自然エネルギー財団事務局長の大林ミカ氏は27日、辞任を発表した。国民の間で懸念や不安を生じさせた責任を取りたいと述べた。

大林氏は都内で会見を開いた。再エネタスクフォースを管轄する河野太郎規制改革担当相に辞任届を提出し、受理されたという。

大林氏は会見で、改めて他国の影響を受けていることを否定した。中国国営企業「国家電網」のロゴが入ったのはミスであるとした。

大林氏が所属する自然エネルギー財団は26日、中国共産党主導の国際エネルギー団体からの離脱を発表した。提出資料に中国国営企業「国家電網」のロゴが入っていたことを受けて、「無用な誤解を避けるため」と説明した。いっぽう、中国との関係は継続する姿勢を示した。

自然エネルギー財団は公式サイトに掲載した声明を通じて「関係者の方々に多大な迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします」と謝罪した。

大紀元日本 STAFF