ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている中国の最上級(5A級)観光地の「雲崗石窟(うんこうせっくつ、山西省大同市)」の女子トイレの各部屋に「入室経過時間」を表示するタイマーが設置されていることがわかった。
関連動画のSNS投稿や中国メディアが取り上げたこともあり、世論の反発が起きている。「最低」「こんなんじゃ落ち着いて用を足すこともできない」といった非難が殺到している。
市民が現地で撮影してSNSに投稿された動画のなかには、そんな「信じられない」光景が映っていた。なんと、トイレの各部屋の扉の上部にそれぞれ電子パネルが設置されており、そこには「入室中であるかどうかを示すマーク」のほか、「入室経過時間」が表示されているのだ。
この「入室時間測定」のパネルが設置された経緯について、同景勝地の職員は「観光客が増え、トレイは無料であるため、利用者も多くトイレの数が足りないからこのような方法で対処しているのだ」と話しているようだ。
同職員の返答をめぐり、SNS上では「トイレの数が足りないのなら、数を増やすべきだろう?」
「景勝地は会社じゃないんだ、サボりたいがためにそこで時間をつぶす必要性がないのだから、誰が好きこのんでトイレになどこもるというのか」といった耳痛い指摘などが多く寄せられている。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。