【速報】カーク氏殺害事件 被告を「加重殺人罪」で公判へ 死刑の可能性も

2026/09/02 更新: 2026/09/02

米保守系論客チャーリー・カーク氏(31)が銃撃され死亡した事件で、ユタ州の裁判所は1日、タイラー・ジェームズ・ロビンソン被告(23)を州法が定める殺人罪の中で最も重い「加重殺人罪」で公判に付すことを決めた。有罪となれば、死刑を言い渡される可能性がある。

DNAや監視映像「証拠は圧倒的」

ユタ州プロボの第4地区裁判所のトニー・グラフ・ジュニア判事は、州側が公判に進むために必要な「相当な理由」を立証したと判断した。ロビンソン被告は全ての罪について無罪を主張している。

被告は加重殺人罪のほか、司法妨害2件、証人への干渉2件、銃器の発砲による重大な身体的危害、子供がいる場所での暴力行為の計6件でも起訴されている。

検察側は予備審理で、被告にはカーク氏を殺害する「動機、手段、機会」があったと主張。DNA鑑定や目撃証言、監視カメラの映像などが、被告を銃撃現場と結びつけていると指摘した。

ユタ郡のライアン・マクブライド副検事は「ここには膨大な証拠がある。証拠は圧倒的だ」と述べ、カーク氏の政治的主張が被告の犯行動機になったと主張した。

検察側はさらに、銃撃の際に周囲に観衆や子供がおり、被告の行為が他人の生命も危険にさらしたと指摘。死刑の適用対象となり得る「加重事由」に当たると主張した。

これに対し弁護側は、他人が殺害される可能性があったというだけでは加重事由には当たらないと反論。「発砲は1発、犠牲者は1人だった」として、死刑の適用を認めないよう求めた。

昨年9月に大学で銃撃

カーク氏は2025年9月10日、ユタ州オレムのユタ・バレー大学で、約3000人の聴衆を前に討論や質疑応答を行っていた際、首を銃撃され死亡した。

カーク氏は保守派の論客として知られ、19歳の時に若者の政治参加を促す保守系団体「ターニング・ポイントUSA」を設立。キリスト教徒で、2児の父親でもあった。

検察側は、ロビンソン被告がカーク氏の「政治的表現」を理由に標的にしたことを示す証拠があるとしている。

公判期日は、次回審理が予定されている10月23日に決まる見通し。

テキサス州を拠点に活動する米国のエポックタイムズ記者。州政治や選挙不正、失われつつある伝統的価値観の問題に焦点を当て執筆を行う。テキサス州、フロリダ州、コネチカット州の新聞社で調査記者として活動した経歴を持つ。1990年代には、プロテスタント系のセクト「ブランチ・ダビディアン」の指導者デビッド・コレシュについて暴いた一連の記事「罪深きメシア(The Sinful Messiah)」が、ピューリッツァー賞の調査報道部門で最終候補に選出された。
「現代に合った古き良きジャーナリズム」を掲げる報道記者。表現の自由や若者のトランスジェンダー運動など、さまざまなテーマで執筆している。エポックタイムズ入社前は、オハイオ州の新聞社で20年以上にわたり記者としての経験を積み、数冊の本を出版した。ケント州立大学ジャーナリズム科卒。
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