NATO事務総長「中国は多数のミサイルサイロを建設、透明性が全く欠如している」
核弾頭搭載ミサイルの開発を急速に推進している中国に対する懸念が高まっている。こうしたなか、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は、9月上旬に開催された年次軍備管理会議で、中国保有の核兵器が急速に増加していることについて警告を発した。
新型コロナ発生源調査 「客観かつ透明な」科学的論証を 科学者らが「ランセット」に呼びかけ文
世界五大医学雑誌の一つ「ランセット」は17日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の発生源について「客観的かつオープンで透明な」科学的論証を呼びかける科学者らの文章を掲載した。
米中間技術投資96%激減、各国でデカップリングにらむ動き加速=米企業調査
米コンサルティング大手の最新調査によると、米中対立の激化で両国間の技術分野の投資は急減した。
欧州委、中国の反ダンピング関税迂回を認定 アルミ再輸出で生産国「偽装」
欧州委員会は15日、中国からの家庭用アルミホイルに対する反ダンピング関税を、タイからの輸入品にも適用することを決定した。中国生産者が、輸出国を偽装して課税の迂回していることを突き止めた。
EU、グローバル・ゲートウェイ計画を推進 中国当局の一帯一路に対抗
欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は15日、中国当局の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗して、「グローバル・ゲートウェイ」計画を推進すると発表した。
欧州議会、輸出管理改正案を承認 中国への軍民両用技術流出を念頭に
米ラジオ・フリー・アジアによると、欧州議会は9日、欧州連合(EU)当局が提出した輸出管理規制法規の改正案を承認した。改正案は人権の保護と人間の安全保障の観点から、ドローン、特定の化学薬品、顔認証などのサイバー監視技術製品など、軍事と民生に相互転用できる「二重用途物品」に対する輸出規制をさらに強化した。
「いじめはやめろ」国際超党派議連が中国共産党政権による台湾、リトアニアへの圧力を非難
日本や米国など19か国の超党派国会議員が加盟する国際的な議員連盟「対中政策に関する列国議員連盟(IPAC)」は13日、中国共産党政権から政治的、経済的な圧力を受けているリトアニアと台湾に対して、国際的な連帯が必要だと呼びかけるビデオメッセージを発表した。
24時間鳴り止まぬ騒音…中国買収の鉱山、セルビア住民の暮らしを破壊
セルビアのクリベリ村での中国企業が株式の過半数を所有する大規模な鉱山事業により、近隣の村人の健康と生活が脅かされている。住民によると、産業汚染により農業が破壊され、24時間止むことのない騒音とほこりで、退去を余儀なくされているという。
欧州当局、アストラ製ワクチン副反応にギラン・バレー症候群追加
[8日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は8日、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの副反応として、極めてまれな神経疾患のギラン・バレー症候群(GBS)を追加したと発表した。 EMAは、7月31日までに世界で投与されたアストラゼネカ製ワクチン5億9200万回のうち、GBSの発症が833件報告されていることを受け、GBSと同ワクチンとの因果関係は「少なくとも合理的な可能性」と
英空母が日本周辺で演習する最中…中国軍も渤海や海南島で軍事訓練
防衛省・自衛隊は、日本近海を含むインド太平洋地域において8月から9月にかけて、多国籍からなる英空母クイーン・エリザベス打撃群とともに演習を継続して行っている。日本は、ルールに基づく海洋安全保障の価値を共有する国々とともに「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現し、拡張主義を取る中国を牽制する。こうしたなか、中国軍もまた渤海や海南島で軍事訓練を展開している。
EU議会初の台湾関係報告書「最高レベルで台湾と交流を」圧倒的多数で採択
欧州議会外交委員会は1日、EUで初となる台湾との政治関係に関する報告書を圧倒的多数(全70票のうち60票賛成)で採択した。投資協定や、台湾にあるEU代表事務所に「台湾」の名前をつけることなどを推奨した。さらに、中国から台湾に対する圧力についても「EUが行動を起こすべきだ」と提言した。
G7首脳「タリバンは国民の安全な移動保証を」 退避期限延長せず
[24日 ロイター] - 先進7カ国(G7)は24日、アフガニスタン情勢を巡る緊急首脳会議を開催し、国外退避を望むアフガン人が退避期限の8月末以降も安全に移動できるよう、イスラム主義組織タリバンに求めることで一致した。一方、退避期限の延長には至らなかった。 英国のジョンソン首相は会議後、「G7は本日、退避に関する共同アプローチだけでなく、タリバンとの関与についてのロードマップにも合意した」と表明。
EU、あす緊急外相会合 アフガン情勢を討議
[16日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)は16日、17日にアフガニスタン情勢を話し合う緊急のEU外相会合を開催すると述べた。 ボレル氏はツイッターで「アフガニスタンの最新の動向および過去数日、数時間のパートナーとの緊密な連絡を踏まえ、あす午後に緊急EU外相会合を開くことを決めた」と述べた。
EU、国際インフラ計画で合意 高官は「一帯一路とは違う」と強調
欧州連合(EU)の外相は12日、経済、外交、開発政策および安全保障上の利益を促進するために「グローバルにつながる欧州(A Globally Connected Europe)」というインフラ計画を承認した。中国「一帯一路」構想に対抗するものと見られる。
欧州各国大使が中国側と激しい応酬 外交関係などめぐり 北京の国際フォーラムで
北京の清華大学で開かれた「世界平和フォーラム」では4日、欧州各国の駐中国大使と中国の出席者がEUと中国の関係を巡り、激しい応酬を繰り広げた。
中国、「反外国制裁法」を可決 専門家は「実力を過信」と効果疑問視
中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は10日、米国などの対中制裁措置に対抗して、「反外国制裁法」を迅速に可決した。中国に進出する外資系企業は、同法の可決は透明性に欠けると批判した。
ハンガリー、市民らが中国名門大の分校建設に抗議デモ 親中政府がEU非難声明を阻止
ハンガリーの首都ブダペストでは5日、数千人の市民が集まり、中国・復旦大学の分校キャンパス建設計画に抗議した。一部の市民は、「反逆罪」と書かれたプラカードを掲げ、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)現政権を批判した。いっぽう、同国政府はこのほど、欧州連合(EU)の中国に向けた非難声明に拒否権を行使した。
日EU首脳会談、中国にらみインド太平洋戦略を中東欧で推進
菅義偉首相は5月27日、オンラインで欧州連合(EU)のミシェル大統領やフォンデアライエン欧州委員長と首脳会談を行った。双方は共同声明で、東シナ海・南シナ海情勢や中国当局による香港・新疆での人権侵害問題などで意見交換し、初めて台湾問題に言及した。
リトアニア、中国との「17+1」から正式離脱 欧州のさらなる結束を促す
リトアニアのガブリエリュス・ランズベルギス(Gabrielius Landsbergis)外相はこのほど、同国がすでに中国と中東欧17カ国の経済協力枠組み「17+1」から脱退したことを明らかにした。外相は、欧州連合(EU)の真の結束のために、他の国も「17+1」から離脱する必要があるとの認識を示した。
ASEAN軍隊、パンデミックを経て価値高まった=報告
ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の軍隊は、自然災害が発生した際に人道支援と災害救援を提供する上で常に重要な役割を果たしてきた。しかし、この地域のシンクタンクからの報告によると、この重要な軍事行動は被災者の生命と生活を救うために強化できる可能性があると示唆している。
欧州連合が中国を非難「南シナ海の平和を脅かしている」
欧州連合(EU)は南シナ海の平和を脅かすとして中国を非難し、全当事者に対して常設仲裁裁判所の2016年の判決に従うよう促した。同裁判所は南シナ海の領有権を訴える中国の主張の大部分は無効との裁定を言い渡している。
EU、中国との投資協定批准手続き停止 中国企業を念頭の規制案発表
欧州連合(EU)執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス委員(通商担当)は4日、昨年末に中国と合意した包括的投資協定(CAI)について、欧州議会で承認手続きを停止したことを明らかにした。中国の人権問題をめぐっての関係悪化が理由だ。また、EUは中国政府から補助金など優遇措置を受けている中国企業を念頭に、新たな規制案を発表した。
EU、サプライチェーンを分析 「依存度高い製品の半分は中国産」
欧州連合(EU)がこのほど作成した産業ロードマップに関する文書草案は、サプライチェーンの「戦略的依存関係」の評価結果を掲載した。米ブルームバーグが4月30日に報じた。
EUのインド太平洋戦略、中国の拡張を念頭に関与強化へ
4月19日、欧州連合(EU)理事会はインド太平洋地域における協力のためのEU戦略に関する結論を採択した。中国の力の拡張により地域の緊張が高まっているなか、安全保障や経済などの側面において、協力関係の強化を目指し、安定、安全、繁栄および持続可能な開発に貢献することを掲げた。
国際社会で孤立深める中国、「原因は共産党自身」=トランプ前政権顧問マイルズ・ユー氏
トランプ前政権の対中強硬政策を踏襲した米国のバイデン政権は、対中包囲網を広げるために欧州やアジア太平洋地域の同盟国との連携を強めている。中国当局は、米国が他国を抱き込み「利益集団を作っている」と批判した。ポンペオ前国務長官の中国政策首席顧問を務めた余茂春(マイルズ・ユー)氏は、中国共産党の行動こそ、自国の国際社会での孤立を招いた原因だと指摘した。
中国との「17+1」から離脱 東欧リトアニア、専門家「欧州諸国の模範」
東欧のリトアニアは今年2月、中国と中東欧17カ国の経済協力枠組み「17+1」から離脱すると表明した。同国政府はまた、3月に台湾に事務所を設置する方針を明らかにした。専門家は、自国の理念と価値観を守るために中国との経済利益の放棄を選んだリトアニアは「欧州諸国にとって稀な模範である」と称賛した。
各国に噛み付く中国、「戦狼外交」から「ゾンビ外交」へ=矢板明夫氏
中国当局はこのほど、新疆問題などをめぐって欧米各国との対立を強めている。産経新聞社の矢板明夫・支局長は、中国当局が現在、好戦的な「戦狼外交」ではなく、各国に噛みつく「ゾンビ外交」を展開していると非難した。
中国当局、H&Mのボイコットを呼びかけ 人権問題巡るEU制裁に対抗
中国共産党の青年組織と官製メディアは24日、スウェーデンの衣料小売り大手、ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の不買運動を呼びかけ始めた。背景には、欧米各国が22日、ウイグル人住民の人権を侵害したとして、中国当局者らに制裁を科したことにある。
欧州議会の超党派26議員、セルビアの中国傾斜に懸念表明 中国ワクチン100万回支援受け入れ
欧州議会の超党派26議員は、中国傾斜が強まるEU加盟交渉国のセルビアの状況を懸念している。議員らは欧州委員会に書簡を送り、中国投資の影響に対応するよう求めた。
専門家100人、EU中国投資協定の撤回を要求 人権問題を懸念=独紙
世界中の100人以上の著名な中国の専門家、研究者、人権活動家は昨年12月30日に締結されたEUと中国の投資包括協定(CAI)の即時撤回と、中国の人権状況に「実質的かつ検証可能な」進展があるまで交渉を保留するよう求めている。