ノエレイン・ローズマリー・ウィルソンさんは、シドニーのクラシック・バレエの教師であり、バレエ・スクール・オーストラリアの校長でもある。シドニー・リリック・シアターで日曜夕方に神韻公演を鑑賞した彼女は、こう振り返っている。
「とても感動的で、ただただ元気をもらいました。信じられないような経験でした。ほとんどの時間、涙を流していました」
そしてダンサーとして、また芸術の指導者として、神韻のアーティストの身のこなしや表現について、こうコメントした。
「優しさ、善の心、理解力、思いやり……それがアーティストのすべての動きに表れて輝いているのです。私は、魂からのダンスに共感します。そこに純粋さを感じるのです」
神韻を観て変化した生徒たち
ウィルソンさんによると、生徒たちも神韻に触発され、モチベーションが上がったという。「劇的に変わりました。(生徒たちの)集中力が変わり、自分の動きの意味を理解するようになったのです」。そして生徒たちの動きに喜びが感じられ、それを分かち合いたいという思いが伝わってくるという。
神韻の中国古典舞踊の動きの多くは、実は中国の豊富な武術から生まれている。しかし中国古典舞踊の動きには、今日のカンフー映画で見られる現代的な武術の動きとは異なり、人の「内なる姿勢」という要素が加わっている。
「(生徒たちは)神韻のダンサーの姿を見て、内面に向かうことの大切さ、良い人であること、親切であること、尊敬の念を持つことの重要性を理解しました。そのすべてが、生徒の内面で刺激となったのです」とウィルソンさん。
そしてダンサーを称賛し、こうコメントした。
「ダンサーの努力と演目への取り組み方、自分たちがやっていることに純粋に多大な努力と愛情を注いでいることが、表現のすべてに表れていたと思います」
「本当に私の心と魂に訴えかけましたし、生徒たちもそれを知っています。生徒たちは、とても感動していました。美しいものでした。信じられないような経験でした。本当に感謝しています」
これはマスタークラス
日曜日の夜には、オーストラリアの映画・テレビプロデューサーで女優のゾーイ・ネイラーさんも訪れ、母と娘とともに神韻を楽しんだ。
「ええ、完璧でしたね。世界トップクラスです。人々に信じられないほどのインスピレーションを与えるものです」
彼女は、神韻が披露した物語の多様性は「美しい驚きだった」と語った。
「ただダンスだと思っていたのですが、そのストーリー性とユーモアには、本当に魅了されました」
中国とその歴史について知らないことがたくさんあるという彼女は、ストーリーの精神的な部分に感謝すると共に、アーティストにも感謝しているという。
「至極軽やかで、ほとんど力みもないようにも感じられますが、ここまでマスタークラスのレベルにするために費やされた長年の努力を思うと、本当に感謝の気持ちが湧きおこってきます」
彼女は、神韻の物語を古代の舞踏を通じた最高の教育と考えており、歴史と芸術を融合させたという点で高く評価している。
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