東京都内で42人が熱中症で搬送 効果的な対策は?

2025/06/17 更新: 2025/06/17

東京消防庁によると、16日、都内で午後9時までに1歳から96歳までの合わせて42人が、熱中症の疑いで緊急搬送された。このうち、1人が重症、14人が中等症、27人が軽傷だということだ。NHKが報道した。

消防庁によると、昨年(令和6年)5月~9月の熱中症による緊急搬送人員の累計は9万7578人で、平成20年の調査開始以降、最も多い搬送人員であった。

厚生労働省は、熱中症を防ぐため、暑さを避け、身を守ることを呼びかけている。屋内ではエアコンなどで温度を調節することや、遮光カーテン、すだれを利用することなどを呼びかけており、屋外では日傘や帽子の着用、日陰の利用、こまめな休憩、天気の良い日に、日中の外出をできるだけ控えることを呼びかけた。

また、体の蓄熱を避けるために、通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用することや、保冷材、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やすことも併せて呼びかけた。

熱中症が疑われる人を見かけたら、エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難させることや、衣服をゆるめ、体を冷やすこと、特に首回りや、わきの下、足の付け根など。経口補水液など水分補給を行うことが効果的だとしている。また、自力で水が飲めない、意識がない場合はためらわず救急車を呼ぶように呼びかけた。

エポックタイムズ記者。大学では地理学を専攻。主に日本の時事について執筆しています!
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