高市早苗首相は4月6日の参院予算委員会で、中東情勢の緊迫化を受け、イランとの首脳会談を水面下で調整中であることを明らかにした。
高市首相は立憲民主党の小西洋之氏の質問に対し、「適切なタイミングで行うための準備を行っている」と述べ、「もうすでにイランとは何度も何度もやらせていただいている。さらに首脳同士という話だから、こういった段取りもつけている」と説明した。
ホルムズ海峡の航行妨害による原油価格高騰への対応として、日本独自の外交ルートを活用し、トップレベルの対話を追求する姿勢を示した。
野党側からは、田中角栄元首相の過去の例を挙げた指摘もあったが、高市首相は「トップレベルの会談も含めて、あらゆる方法を追求している」と強調した。
トランプ大統領は、イランがホルムズ海峡を事実上封鎖している状況に対し、日本時間8日午前9時までに開放しなければ、イラン全土の発電所や橋梁を攻撃すると警告を発していた。
ホルムズ海峡は世界の石油・ガス輸送の約2割を担う要衝であり、封鎖により原油価格が急騰、グローバルなインフレ懸念が高まっている。
高市首相はトランプ大統領との会談について、「時差もあるので電話会談しかできない。まだ確定しているわけではない」と慎重な姿勢を示した。
その上で、「できる限りのことをやっていく」と決意を語り、日本として情勢沈静化に向けた外交努力を継続する方針を強調した。
政府は原油備蓄放出や代替調達を進め、国内供給の確保に努めている。
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