「アジアパワー指数」米首位、中国は弱体化 日本はミドルパワーに転落=豪シンクタンク
中共ウイルスの蔓延により、中国はインド太平洋地域における影響力が弱まり、今後10年間で首位の米国を追い越すことはできないだろうと、豪ローウィー国際政策研究所が5日に発表した「2021年アジアパワー指数」の中で述べている。
中国のTPP加入申請、専門家「アジア太平洋地域の経済主導権狙う」
中国当局は16日、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への加入を正式に申請すると発表した。専門家は、中国当局は米国に対抗し、米国とのデカップリング(切り離し)を視野に、TPPを通じてアジア地域の経済活動をリードしたい狙いがあると分析。TPP協定が定める自由貿易のルールが厳格であるため、中国当局にとって加盟のハードルが高く、交渉は難航が必至だとみられる。
太平洋における違法漁業・強制労働対策に取り組む米国
2021年8月、フィジー籍船(旗国船)「ハングトン第112号」のマグロ輸入を禁止した米国は、太平洋諸島における強制労働と違法漁業に強い反撃を与えたと発表した。 AP通信の報道では、米国税関・国境警備局(CBP)が中国国民操業の同延縄漁船の収穫を米国に輸入することを禁止する命令を発動した。
米英豪、協力関係深化へ 専門家「中国側の攻撃的な姿勢が主因」=報道
米国のバイデン大統領は15日、英国と共に、豪州の原子力潜水艦の配備を支援すると発表した。この新しい取り組みは、米英豪3カ国によるインド太平洋の安定に向けた安全保障協力の第一歩だという。豪州の国防問題専門家は、中国当局の急速な軍拡と海洋進出が主因で、英語圏3カ国は協力強化を決めたと指摘した。
中国大使、「クアッド参加はダメージ」と脅迫、バングラデシュ外相反発
中国の李極明駐バングラデシュ大使は10日、米国主導の「クアッド」に参加するなとバングラデシュに警告した。同国外相は「外交政策の指図は受けない」と猛反発した。
米国務・国防長官が日韓訪問へ 「中国けん制のため」との見方も
米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は、15~17日の日程で日本を訪問する。両長官は茂木外相と岸防衛相とともに、日米外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開催する。訪日後、両長官は韓国を訪ね、同じく米韓2プラス2に出席する。米専門家は、両長官の日韓訪問は、中国当局をけん制する目的だとの見方を示した。
米専門家、「中共に包括的対抗案を」 クアッド各国の強み統合を提言
米シンクタンク、民主主義防衛財団(Foundation for Defense of Democracies、FDD)の専門家はこのほど、インド太平洋地域における中国当局の膨張主義に対抗するために、日米豪印の4カ国は各自の強みと役割を統合する必要があるとの見解を示した。
バイデン陣営が対中政策を明示せず、インド専門家「中国の軍事拡張に機会」
インドの有識者は、米大統領選挙の民主党候補、ジョー・バイデン氏が対中政策に関して明白な方針を示していないことについて、中国側の拡張主義に「機会」を与えていると懸念を強めている。
豪モリスン首相が訪日 日豪安全保障の協定締結へ 対中戦略を強化
オーストラリアのスコット・モリソン首相(Scott Morrison)は11月7日、日本を訪問し、菅義偉首相と防衛協定を結ぶ見通しだ。今回の合意で、インド太平洋地域における中国の影響力の高まりに対抗し、アジアにおける米国の主要同盟国2カ国が緊密な同盟関係を結ぶことになる。
インド、アマゾンなど通販大手2社にルール違反を警告 中国依存からの離脱進める
インド政府はこのほど、インターネット通販大手「アマゾン・インディア(Amazon India)」とウォールマートの「フリップカート(FlipKart)」に、原産国表記のない製品を販売していたとして規則違反を警告した。インド政府は、中国製品への輸入依存の削減に向けた動きを進めている。
ポンペオ氏訪日で印太NATO構築への期待高まる
訪日するマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は、10月6日に東京で開かれる2回目となる日米豪印戦略対話(通称クアッド・QUAD)外相会に出席する。同氏の訪問により、中国の拡張主義に対抗するための4カ国によるインド太平洋地域版NATO設立への進展が注目される。
米、中国「一帯一路」の対抗代替案を発表 日本も参加
米政府はこのほど、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する代替案を発表した。日本の国際協力銀行(JBIC)が参加することが分かった。
日米台の専門家、安全保障協力について議論 米シンクタンクで
米シンクタンク・2049プロジェクト研究所が3日、「米日台安全保障協力の未来」をテーマとするシンポジウムを開催した。日米台の専門家はインド太平洋地域で、中国の脅威に対抗するため日台が協力関係を強化すべきだと指摘した。
第1列島線で中国が数時間で「勝利を既成事実化」する可能性=豪報告書
インド太平洋地域において米国の軍事的優位性は失われるなか、中国は軍事力の増強させてきた。専門家によると、中国は沖縄、台湾、南シナ海を含む中国の対米戦略ライン「第一列島線」のなかで、米国や同盟国が介入する前に数時間という短時間で目標を奪取し、勝利と主権を既成事実化する戦略があるという。