寛容と我慢【伝統文化】

中国では寛容と我慢が、一種の伝統的な美徳として称賛されてきました。孔子は「薄責于人、則遠怨矣」と語りました。曰く、他人を責めないで、理解と寛容の気持ちで接することができれば、自分も悩むことなく、穏やかな心情を保つことができるという意味です。

終生を託された人の道【伝統文化】

春秋戦国時代、斉国に晏嬰(あんえい)という名声の高い賢明な宰相がいました。斉国の君主である景公にはとても可愛がっている娘がおり、晏嬰の有能さを知り、娘を晏嬰に嫁がせようと考えたのです。そこで、景公はわざわざ晏嬰の家を訪れ、二人は胸襟を開いて心行くまで杯を酌み交わしました。

諸葛孔明――預言者か(下)【千古英雄伝】

諸葛孔明は色々な著作を残しましたが、中でも預言書とされる『馬前課』が最も有名です。一課が一つの時代を指し、わかりやすくなっているのです。

寛容は人心を掴む【伝統文化】

人は間違いを犯すものであり、皆欠点を持つものです。寛大な心で他人を許すのは一種の美徳であり、そうすれば、憎しみを溶かし、悪縁を解き、敵を友に変えることができるのです。

貪らないことを宝とする【伝統文化】

宋の時代に、ある人が一つの宝石を手にいれます。彼はこれを斉の大夫・子罕(しかん)に献上しようとしましたが、子罕はこれを受け取りませんでした。「この玉は宝石の専門家に鑑定してもらった本物の宝石です。あなた様に献上したいのです」といいます。それに対して子罕は、「私は貪りを宝としません。あなたは宝石を宝としているので、もし宝石を私にくれたら、私たちは二人とも、自分の宝を失うことになります。それならやはり各自で宝を保管したほうがいいでしょう」と答え、宝石を受け取りませんでした。

諸葛孔明――預言者か(中)【千古英雄伝】

諸葛孔明は若い時に友人と遊学(よその土地や国に行って学ぶこと)をしていました。当時、天文学に造詣がある殷馗(いんき)という人がいましたが、彼は星の群れから、異常に明るい星をみて、占星象(天文学)からその星が大賢者であると占い、そして、見にきたところ、孔明とその友人たちを見かけました。殷馗は「星群の兆しは皆さんのことでしたか」と感嘆し、占星象を皆に教えました。

じゃんけん【ことばの豆知識】

「じゃんけん」の語源は未だよくわかっていませんが、代表的なものに「両拳」説があります。 中国で古くから行われてきた酒席の遊びに、二人が互いに出す指の数を予想して言い当てる『猜拳』(さいけん)と言うのがあり、江戸時代に長崎に伝来しました。その『猜拳』でチョキを表すものを「両拳(りゃんけん)」と言い、それが訛って「じゃんけん」になったというのです。

【ゴルバチョフ】戦争せずに世界を変える (3)

中国共産党はソ連の弟であり、中国はソ連崩壊後、世界に残る最大の共産主義国家です。 ソ連最後の指導者であるゴルバチョフ氏もまた、中国に結び目を残していきました。 北京とモスクワの関係は1950年代に崩壊し、長い間相互訪問はありませんでした。1989年6月4日の天安門事件の前夜、開放と政治改革を唱えたソ連共産党書記長ゴルバチョフの北京訪問により、両国の関係は融和されました。 彼の平和的な政策により、中国は北方国境の軍事的圧力を緩和することができ、何百万人もの中国軍の武装解除につながったのです。

【ゴルバチョフ】戦争せずに世界を変える (2)

ソビエト連邦崩壊後、ゴルバチョフ氏は主に社会活動や文学活動に従事していました。 ドイツ映画『時の翼にのって / ファラウェイ・ソー・クロース!』で自身を演じ、数々の賞を受賞しました。 ゴルバチョフ氏が自ら出演した一連の映画で、国際社会での知名度はさらに高まりました。

諸葛孔明――預言者か(上)【千古英雄伝】

諸葛亮(紀元181年〜234年)、字(あざな:本名以外につける別名)は孔明、劉備の名軍師で劉備を補佐して漢の復興を謀りました。劉備は「三顧の礼」をもって、諸葛孔明に「天下三分の計」を教わり、魏、呉、蜀の鼎立(ていりつ)時代へ導きます。『三国志』全般で「三」という数字が注目されていますが、「三」は中国文化の本質に根ざしたものです。

【ゴルバチョフ】戦争せずに世界を変える (1)

2022年8月30日、ソビエト連邦の崩壊をもたらしたミハイル・ゴルバチョフ氏が、長い闘病生活の末にモスクワで91歳の生涯を閉じました。 ゴルバチョフの死と同じ日、かねてから彼を共産党崩壊のアンチテーゼとしていた中国共産党は、第20回共産党大会の開催日程を発表しました。

銘茶伝説:最上のお茶「大紅袍」の由来

美しい景観を誇る中国・福建省の武夷山(ぶいさん)は、ウーロン茶発祥の地であり、その中でも「大紅袍」(だいこうほう)というお茶は、「茶王」と称されるほど有名です。

2000年前の中国に科学技法が存在!?秦朝の兵器はなぜ錆びないのか

湖南省のある展示会では、兵馬俑と一緒に発掘された青銅剣、銅矛、銅の大弓などの青銅の兵器が飾られました。これらの兵器は2000年余り埋められていたにも拘らず、新品のようにピカピカ光って、まったく錆びた痕跡がありません。専門家は、これらの兵器の錆びない原因が化学クロムメッキ技術で処理されたからだと指摘しています。

雲南-きらびやかで美しい民族風情-

雲南省は中国の南西部にあります。面積39.4万平方キロメートル、最高峰のカロボと最も低い場所の標高差は6740メートルあります。滇東部地方は雲貴高原の一部であり、典型的なカルスト地形で、南部には多くの盆地と湖があります。滇西部地方は横断山脈の南部にあたり、高山と深い谷が交互に並んでいます。

出世【ことばの豆知識】

「出世街道まっしぐら」「出世コース」。中国の人がこれを見たら、どんな「街道」、どんな「コース」を連想するでしょうか。中国語の『出世』には大きく分けて二つの意味があります。

冬季の食養生 山芋鶏湯【料理】

今年も、いよいよ冬本番になりました。このメニューは、冷え性、疲れやすい、皮膚が乾燥しやすい、アレルギー、風邪を引きやすい方の体質改善に効果があります。

漢字の神奇と奥妙な生命

中国人が文書を敬愛することは天性となっています。普段から使った紙は、敬意を持って「敬紙亭」(場所の名前)で焼かなければならず、幼い頃から、父母に紙を踏みつけたり,その上に座ったりすることは神聖な文字を深く侮辱することだと言い聞かされてきました。

シューベルトの「野ばら」

フランツ・シューベルトの「野ばら」は他の曲ほど有名ではありませんが、その誕生の背後には、感動的な物語があります。

緻密で雅やかな蘇州古典庭園

蘇州古典庭園は中国の江蘇省蘇州市にある歴史的な庭園で、多くは個人の趣味として地元の名士によって造られました。春秋時代の紀元前514年に始まり、五代十国時代に徐々に造成され、宋の時代に熟成し、明の時代に集大成しました。

多過ぎる「同姓同名」、中国社会の命名の悩み

中国では一文字の名前が多すぎるため、同じ苗字と名前を持つ人が数多くいます。陜西省の西安市だけで、「王波」という全く同じ発音で同じ漢字の名前を持つ人は4000人以上もいます。

杯中の蛇影【1分で読める故事成語】

河南の長官・楽広には親しい友人がいますが、久しく連絡を取っていません。ある日、その訳を聞くと、「前におそばで、お酒をちょうだいした時、飲もうとすると、杯の中に蛇がいるのが見えて、気分が悪くなった。して、そのお酒を飲むと、病気になった」というのです。

黄山 中国で最も美しい絶景の名山

黄山(こうざん)は、中国安徽(あんき)省、黄山市の南部に位置し、東北から南西の方向に連なる山々です。中国五岳( 華山、 泰山、衡山、亘山、嵩山)と呼ばれています。崋山の険しさ、泰山の雄大さ、衡山の雲の眺め、亘山の滝などを全て備えた、中国でも有数の景勝地です。

二人の画家【ものがたり】

同じ画家を師として絵画の学習に励んでいた張さんと丁さんは、共に才能に溢れ、努力家でした。師匠は持っている技芸のありったけを弟子に伝授し、二人はやがて絵画の大家となりました。その後、二人の師匠は思い残すことなくこの世を去りました。

役夫の夢【1分で読める故事成語】

周王朝に尹という人物がいて、莫大な資産を作っていました。その下で働く者は、朝早くから夜遅くまで、少しも休む暇がありません。 ある年寄りの召使が、手足の力はもう尽きているのに、次から次へと仕事を持ち込まれ、こき使われていました。昼はうめきながら働き、夜は疲れきってぐっすり眠ります。

これであなたもサラサラ髪に!!覚えておきたい14のヘアケアポイント

髪の毛はショートでもロングでも、ストレートでもカールしていても、乾燥したり油っぽくならないよう、普段からヘアケアに気を遣っている方は多いのではないでしょうか。 髪を大切にしたい、自然な方法で維持したいと思っていても、なかなか時間がないのが現状です。 では、あなたの髪を維持する最も効果的で自然な方法は何でしょうか?

信じるか否かはあなた次第――1つの深く考えさせられる【神話】

大昔、地蔵菩薩は世の中に下りて来て、その時のほとんどの人々が仏陀を信じないことを目の当たりにしました。そこで菩薩は、一人だけでも仏陀を信じている人を見つけて、済度しようと決心しました。

四千年前、パンダを副葬

湖北省地質研究所研究員・武仙竹氏によると、発掘時に副葬品の中に発見された動物の骨格をブタの下顎骨と誤認し、その後の検定で、骨格がパンダのものであると確定されました。

仏教芸術の宝庫――敦煌莫高窟

「敦煌莫高窟」(とんこう ばっこうくつ)、甘粛省敦煌市内の莫高窟と西千仏洞の総称で、中国の有名な三大石窟の一つです。現存する石窟の中では世界一大きな規模であり、完全に保存された仏教芸術の宝庫といえます。

餃子のお話し

餃子は悠久の歴史を持つ食べ物であり、昔から中国人に好まれています。中国人の間では“餃子の右に出る程美味しいものはない”という俗語があり、餃子はなくてはならないご馳走なのです。