【道家故事】 如愿と4人の男たちの運命
【大紀元日本2月13日】如愿(にょげん)とは水府の竜宮にいる女神で、人の願い事を叶えてくれることから「如愿」と名付けられた。水府の至る所に如愿がいるのだが、巡り合えるかどうかは各自の運命次第だと言われ
‐‐縁に関する話‐‐
古来の言い伝えによれば、人には魂が宿っているという。魂は輪廻しているので、今世の行いが来世にも影響を及ぼす。来世に影響を与える要素は、つまり縁である。縁には良縁と悪縁があり、夫婦の縁もその一つである。
【名言警句】 人の己を知らざるを憂えず、人を知らざるを憂うなり
「不患人之不己知 患不知人也」。これは『論語』の中にある孔子の言葉です。人が理解してくれないと悩むのではなく、自分が人のことを理解できないことを悩むべきだという意味です。 今の
【名言・警句】 善に従うことは山を登るが如く 悪に従うことは山が崩れるが如く
【大紀元日本2月6日】「従善如登 従悪如崩」。この言葉は、中国の戦国時代(BC475年-BC221年)の歴史を記録した『国語•周語下』の中に書かれている。「少善に従うことは山を登るが如く、
囲碁と伝統文化
中国の伝統四大文化芸術といわれる琴、棋、書、画のうち、「棋」とは囲碁のことである。これらの文化芸術は儒教、道教、佛教の文化と融合し、数千年間、受け継がれてきた。
【中国故事】 夫婦和睦の理由
【大紀元日本1月26日】周朝時代、晋国に郤缺(げきけつ)と言う人が妻と仲睦まじく暮らしていた。ある日、郤缺が農作業をしていると、妻が食事を届けに来た。彼女は弁当を両手で捧げ、恭しく彼に渡すと、郤缺も丁
「中国で失われた伝統文化を復興」 神韻ワールドツアーが幕開け
【大紀元日本1月14日】 2007年から毎年ワールドツアーを開催する神韻芸術団(本部・ニューヨーク)の2015年公演は昨年12月26日に幕開けとなった。神韻には在外華人アーティストが加盟し、「中国共産
ー城門を開かなかった城門管理者ー
【大紀元日本12月30日】(一)皇帝に城門を開かなかった城門管理者 中国の東漢時代、夜になると城門を開けてはいけないという法律があった。漢光武帝建武十三年(紀元三十七年)、光武帝劉秀は大勢の衛兵たちと
【道家故事】 昼には召使い、夜は国王になる金持ち
【大紀元日本12月1日】昔、周国に尹と言う大金持ちがいた。彼の家には何百人もの召使いがおり、彼らは朝から晩まで働き、休みはなかった。その中の一人の年老いた召使いは、毎晩同じ夢を見ていた。夢の中で、老人
【佛家故事】 試練に耐えた三人の僧侶
南北朝の時代、五台山にある靈鷲寺に三人の若い僧侶がいた。ある日、彼らは食糧を携えて、山の奥に住む仙人を探す旅に出た。彼らは幾つもの森を抜け、食糧が底をついた後も志を変えること
古代中国からの智恵―長寿の秘訣
古代中国の医学書は、病気になる原因として、食べ過ぎ、頻繁に食べること、雑食(いろいろな種類を食べること)を挙げています。食べ過ぎを防ぐために、人々は薄味にし、一日にとる食事の回数を減らしました。例えば、古代中国の人々は、質素な食事を2回とるだけでした。
【佛家故事】 確固たる意志
【大紀元日本10月15日】昔、古インド拘薩羅国の森の奥に、ある若い修煉者が住んでいた。修煉者には仲の良い金持の友人がおり、その友人には非常に美しい妻がいた。修煉者は金持ちの家をよく訪れていたが、それを
心のない愛 子を見ない親 簡体字が映すもの
愛は「爱」に変わり、「心」を無くした。つまり愛に心がこもらず、うわべのだけの愛となった。
【儒家故事】 聖人の勇気
【大紀元日本10月2日】古代、中国ではどういう人物が勇士と呼ばれたのか。山奥で虎を捕獲できる人、海で竜を生け捕りする人、戦場で砲火を恐れない人、義侠心のある人。しかし、孔子が指す勇士とは、それらの人物
【道家故事】 商道
ある書生は度々科挙の試験を試みたが失敗に終わった。薄情な世間が嫌になり、書生は官職を諦め、俗世の名誉と利益を捨てて修行の旅に出た。 人づてに聞いた山の洞窟に行き、道士に弟子入り
【一本のかんざし】
【大紀元日本8月26日】一本のかんざしで修煉の機縁を失ってしまった修煉者の物語である。 山奥に庵を結び、一心に修行に励む修煉者がいた。彼は世の中の名誉、利益、色欲などすべての煩悩と欲望を捨て、ひとりで
色欲の罪
人間の心は、時に抑制が効かぬもの。情と欲に翻弄されて、罪を犯してしまう人もいます。たとえその過ちが人にみられていなかったとしても、天上から見れば一目瞭然。
中国で使われる漢字の数
日本で現在使われている常用漢字は約2千字。一方、漢字が発生した中国では、いったいどのぐらいの漢字があり、どのぐらいの漢字が使われているのだろうか。
「忠孝」に関する誤解
【大紀元日本7月29日】中国では人々が「忠孝」について、次のように理解しています。「君主が臣下に死を求める時、臣下が死を断れば忠と言えず、父が子を滅ぼそうとする時、子が滅び命を落とさなければ親不孝であ
同じ質問 異なる答え
弟子の子路が孔子に聞いた。「もし意義のある事を耳にしたら、それをやってもいいですか?」 孔子は答えた。
扇子の歴史と文化
【大紀元日本7月23日】 上古時代の「羲扇」 扇子の由来は諸説あるが、広く伝わっているのは、上古時代に女媧(じょか)が造った「羲扇」(ぎせん)である。これに関して、唐代の『独異志』には次
漢字の創造者 蒼頡(そうけつ)の物語
黄帝(こうてい)が治世した時(紀元前2500年ごろ)蒼頡(そうけつ)という史官がいた。彼は、古代から伝わる縄を結んで事を記述する方法で、史実を記した。
【道家故事】 世界で一番物忘れのひどい人
【大紀元日本6月30日】昔、魯の哀公が孔子に尋ねた。「物忘れのひどい人が引っ越しをした時に、妻を置き去りにしてしまい、焦って妻を探し回ったという話を聞きましたが、世間にこのような人は本当にいるのでしょ
瓜畑のひそひそ話
【大紀元日本6月20日】瓜農家の陳四はある夏の夜、小屋で畑を見張っていた。陳四が大きな柳に目をやると、その下に数人の人影が見える。陳四は泥棒かもしれないと思い、寝たふりをしながら神経を尖らせていた。
【道家故事】 孔子と急流の中の男
【大紀元日本6月13日】ある日、孔子が呂梁(ろりょう)に遊んだ時、一人の男が急流の中で泳いでいるのを見かけた。孔子は悩みごとを抱えて自殺しようとしているのだと思い、急いで弟子をやって岸辺から彼を助けよ
自分の過ちに気づき、生まれ変わる(四)
【大紀元日本5月7日】清の時代、揚州に王中丞(おうちゅうじょう)という男がいた。彼は幼いときに父を亡くし、家族は非常に貧しかった。彼は文才があったため、人々の訴状を代筆することで家計を助けた。20歳に
自分の過ちに気づき、生まれ変わる(三)
【大紀元日本4月22日】北宋の頃、陝西省渭南市に寇準(こうじゅん)という男がいた。生まれてすぐに父親が亡くなったため、寇準の家族は貧しかった。 寇準の母親は時折、機織りをしながら、「懸命に勉強して、将
自分の過ちに気づき、生まれ変わる(二)
【大紀元日本4月15日】唐朝の頃、馬周(ばしゅう)という男がいた。彼は幼いころに父母を亡くし、とても貧しかったが、勉学に励み、『詩経』や『左伝』などにも精通していた。 しかし、馬周は大酒飲みで、時に仕
自分の過ちに気づき、生まれ変わる(一)
【大紀元日本4月8日】自分の過ちに気づき、絶えず向上すること―これが、古代中国から伝わった「道」の精神です。自分の欠点に正面から向き合うのは、気持ちのいいものではありません。しかし、古代には、こんな言
夢で出会った母親 潜在意識からのメッセージ
なぜ人は夢を見るのでしょうか。そのシーンは時に懐かしかったり、可笑しかったり・・・。謎はいまだに解明していませんが、何度も繰り返し見る夢は、あなたの潜在意識からのメッセージかもしれません。古代中国には、夢と前世のつながりを描いた物語があります。