習近平氏が「内部の反乱」に警鐘 四中全会を控え反対勢力を牽制か
中国共産党が10月1日天安門広場で、政権樹立70周年を祝う盛大な軍事パレードを行った翌日に、党理論誌「求是」で習近平総書記が1年前に行った演説内容を再び掲載した。習氏はこの演説で、「防止禍起蕭墻(内部での禍の発生を防ごう)」と強調した。一部の専門家は、習近平氏が不安視する内輪揉めは習氏の党内における地位を脅かしていると指摘した。今月開催予定の四中全会の前に、同氏が反対勢力を排除するかに関心が寄せられた。
中国最高指導部「初心忘れず」呼び掛け 専門家「共産党イデオロギーがすでに崩壊」
内憂外患に陥っている中国当局の最高指導部はこのほど、相次いで共産主義を実現するための「初心を忘れないで」と党内の幹部に呼び掛けている。時事評論家は、中国共産党内のイデオロギーがすでに崩壊しており、党幹部らも共産主義を信じていない現状を反映したと指摘した。
米中貿易交渉が再開も「党を守るか放棄か」迫られる中国指導部
中国当局と米国は6月29日に行われた首脳会談で、5月以降中断した米中通商協議の再開で意見を一致した。米メディアはこのほど、中国指導部内部では構造改革の推進という米側の要求に対する反発が依然に強く、指導部が強硬派と容認派に分かれたと報道した。専門家は、中国指導部の各派閥が今、権力闘争というよりも、「党をこのまま維持するのか、それとも放棄するのか」との難しい選択に迫られていると指摘した。
安倍首相、香港問題と人権問題に言及=日中首脳会談
安倍晋三首相は27日、中国の習近平国家主席との会談で、「一国二制度」の下で自由で開かれた香港の繁栄が重要だとの考えを伝えた。
「反米」と「親米」で揺れる中国メディア 当局のジレンマ
米中貿易戦が長期化する中、中国指導部の考えを強く反映する政府系メディアが、反米または親米と論調の一貫性を保たないことが注目された。中国当局がジレンマ的状況に陥っているのを浮き彫りにした。
貿易摩擦で誤ちを重ねる習主席 背後に王滬寧氏の影
中国の習近平政権は、昨年から始まった米中貿易戦をめぐって、局面を打開する糸口を見いだせないにいる。中国当局は、貿易戦がぼっ発した前後の言論や、トランプ政権に関して見通しをつかない様子、貿易交渉が決裂した後の対応を見ると、トップブレーンとして習近平氏の一強体制確立に貢献したチャイナ・セブンの一人、王滬寧氏の姿が見え隠れる。
米中通商交渉「最終ラウンド」迎えるも、中国当局の「政治的危機」増大
ムニューシン米財務長官は13日、米中通商協議について「最終ラウンドに近づいている」を示唆した。いっぽう、専門家は、通商交渉で歩み寄りを見せ続けている中国共産党政権は国内で政治的危機に直面する可能性があると指摘した。
「明白な使命」に目覚めたアメリカ 共産主義の末日は近い
百年来、共産主義邪霊は人間社会に害をなしてきた。その変異した思想潮流は全世界を席巻し、自由主義国家の代表であるアメリカも陥落寸前となった。
両会開催、「さまざまなリスクと課題に直面」=中国
中国では年一度の政治行事である両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)の開催を迎えた。3月3日中国当局の国政諮問機関、全国人民政治協商会議(政協)第13期全国委員会第2回会議が北京で開幕した。中国共産党中央政治局常務委員で、党内序列4位の汪洋・政協主席は同日、2000人以上の政協委員に向けて活動報告し、中国共産党政権は現在「様々なリスクと課題に直面している」と強調した。
中国の異見者、海外にいても自由を奪われる=フリーダムハウス年次報告
世界的な人権擁護団体フリーダムハウスは2月4日、世界の自由度を図る年次報告書を発表した。このなかで、共産党政権の中国について「百万以上の人々が再教育キャンプに収容され、海外の体制異見者は嫌がらせ、引き渡し要求、誘拐、さらには殺人さえ行なわれている」と批判した。
「改革は死んだ」中国知識人100人が当局を批判 現状への強い不満あらわに
中国国内インターネット上では昨年末、改革開放40周年について、国内知識人約100人が「改革開放が一部の人の不正蓄財の手段になった。言論の自由のない改革開放は偽りの改革だ」などとの感想をまとめた書き込みが注目された。知識人らは真の改革開放と憲政民主制度の実現を呼び掛けた。
改革開放40周年、中国人学者「改革はすでに失敗した」
中国の習近平国家主席(共産党総書記)は18日、改革開放40周年大会で演説し、改革開放政策を継続すると述べた。しかし、1時間半に及ぶ演説のなか、習主席は「改革で、変えるべきもの、また変えられるものをわれわれは決意をもって変えていく。しかし、変えてはいけない部分、変えられない部分を決して変えない」と発言した。
中国、反腐敗運動で圧勝宣言 「米中対立で危機的な状態の反映」との分析
中国の習近平国家主席は14日に開かれた政治局会議で、反腐敗との戦いに「圧勝を収めた」と宣言した。2012年の共産党大会後に同運動が始まって以来の「勝利宣言」となった。同発言について、貿易問題に端を発した米中対立が先鋭化するなか、中国共産党政権は執政の危機にさらされ、「内部の団結」を優先させた、と専門家は分析した。
G20、米中首脳会談で貿易摩擦解消の期待感は薄い=専門家
アルゼンチンのブエノスアイレスで11月30日と12月1日に行われるG20で、米中両首脳は12月1日に夕食会を予定している。貿易摩擦のほか、北朝鮮などいくつかの問題を議論する。専門家は、このたびの米中首脳会談で、世界経済に影響を及ぼしている米中貿易戦は期待されるほどの動きはないと見ている。
中国メディアが習近平氏の講話を報じない理由
習近平中国国家主席は最近、度々技術の「自力更生」に言及している。他国の技術盗用や強制技術移転の強要に対するトランプ政権の批判が念頭にあると思われる。しかし、この「自力更生」の発言は国営メディアの報道から削除されていた。その裏には、宣伝広報を担当する王滬寧中国共産党政治局常務委員の策略があるとされている。
「中国の自由のために迫害停止を」カナダ法輪功団体がAPECに合わせて公開書簡
パプアニューギニアで17日と18日アジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催され、中国の習近平主席も出席する。これに合わせて、中国国内の迫害停止を求めるカナダの法輪功学習者は、トルドー首相宛ての書簡を公開した。迫害停止への主張は「中国が平和で自由な国になることを希望するすべての人々の願い」と書いた。
日本政府「裏の戦後賠償」40年継続のODA終了 「見返りは反日教育」
日本政府は23日、40年間継続してきた中国への政府開発援助(ODA)は一定の効果が得られたとして計画の終了を発表した。北京空港や中日友好病院の建設など、ODAの支援額は総額3兆6500億円を超える。
湖南省、小学校教師を一時連行 「警察幹部の娘を立たせたため」=湖南省
湖南省珠洲県育紅小学校の教師は16日、地元警察署幹部の娘に体罰を与えたとして、一時警察当局に連行された。
吉林省、豊漁を偽装 習近平氏も騙された?
25日から28日まで東北三省(黒竜江、吉林、遼寧)に訪れた中国国家主席・習近平氏は、吉林省松原市の査干湖で漁の様子を視察した。中国国営中央テレビ(CCTV)の報道で、大きくて活きの良い魚が大漁する光景が映り出された。しかし、「豊漁」の実態は間もなく暴露された。
トランプ大統領の失望 習近平主席は「もう友人ではないかも」最後通告か
今年の国連総会で、トランプ大統領は間違いなく最もスポットのあたる人物だった。最終日、彼は「習主席とはもう友人ではないかもしれない」との爆弾発言で、メディアからはさらなる関心が注がれた。
ロシア、ベトナムに10億米ドルの最新兵器を輸出する計画
ロシア政府は、長年の友好国であるベトナムに、10億米ドル以上の最新兵器を輸出する予定であることを明かした。両国はむこう3年間軍事合同演習を実施する計画がある。ロシアからの武器供給は、中国と関係国によるつばぜり合いが続く南シナ海にまで影響が拡大すると考えられている。
習近平氏、初訪朝を見送り なぜ栗戦書氏を派遣したのか
中国共産党中央対外連絡部4日、9月9日に開催される北朝鮮建国70周年記念式典に党内序列3位で全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)の栗戦書政治局常務委員を派遣すると発表した。
中国、宣伝部門のトップに新人事 王滬寧氏の権限縮小か
中国習近平政権はこのほど、イデオロギー・プロパガンダを統括監督する当局のトップの新しい人事を発表した。一方、中国最高指導部のメンバー、党中央政治局常務委員の王滬寧氏は約1カ月ぶりに公の場に現れた。イデオロギーなどを主管してきた王滬寧氏の実権を奪われた可能性が高いとみられる。
反腐敗が失速? 中国問題専門家:江沢民の逮捕が急務
中国政府系メディアが19日、約19日間ぶりに習近平国家主席の動静を報じた。国営中央テレビ(CCTV)は当日夜19時から放送されたニュース番組で、トップニュースとして、習主席が17日から19日にかけて開催された中国共産党中央軍事委員会の党建設会議に出席したと、11分間に及んで詳しく報道を行った。
中国、北朝鮮に発電機2基を提供 北の電力難緩和=米メディア
中国は北朝鮮の電力不足を緩和するために発電機を提供したことがわかる。米ラジオ・フリー・アジアは7月31日、複数の北朝鮮関係筋の話として伝えた。
習近平失権の噂が飛び交う 専門家「政治闘争が依然、激しい」
先週末、習近平氏が「権力闘争に敗れ、すでに失権した」との噂がインターネットで飛び交っている。中国問題専門家の間では、習氏の失権説について疑問視する一方、最高指導部で熾烈な権力闘争が広がっているとの見方は大半を占めている。
米国防長官訪中、南シナ海など問題で平行線続く
中国の習近平国家主席は27日、北京市にある人民大会堂で、訪中したジェームズ・マティス米国防長官と会談した。両氏は、米中関係を重視するとあらためて強調し、米中両軍の意思疎通や協力を強めていく姿勢を示した。しかし、中国政府系メディアは、米中が意見対立する南シナ海、台湾、北朝鮮問題について会談の詳細を言及しなかった。米国防長官の訪中は4年ぶりだ。
「金3代目のデブ」など中国SNSで批判コメ削除 金正恩氏のイメージ刷新図るか
中国政府が自国民に対する金正恩北朝鮮労働党委員長のイメージ刷新に乗り出した。
台湾表記 対応に苦慮する航空各社 JAL、ANAは中国語サイトで変更
中国民用航空局は4月、44の海外航空会社に対して、インターネットのサイトでの台湾・香港・マカオの表記を変更するよう要求する通知を出した。これに応じて日本の大手航空会社2社は、中国語サイトの表記を変更した。
危機感?習近平氏、技術の自立に6回も言及 ZTE制裁後
習近平国家主席は5月28日、政府系最高研究機関である中国科学院と中国工程院の院士大会において、技術の自立の必要性と核心技術の国産化について演説した。背景には、米政府が4月、中国通信大手の中興通訊(ZTE)に対して、米企業から半導体チップなどの部品供給を禁止したことと関係する。同会議には、中国国内技術研究者1300人以上が出席した。