[香港 1日 ロイター] – 中国の習近平国家主席は1日の中国人解放軍建軍96周年を前に演説し、近代化を加速するよう軍に指示した。
国営の新華社によると、習氏は演説で軍は戦闘能力と即応性を拡充する必要があると指摘した。
7月26日に人民解放軍空軍西部戦区司令部を視察し、「戦闘能力の確立を加速し、戦闘システムに統合するため新たな装備と部隊の導入を推進する必要がある」と語った。
人民解放軍機関紙は1日付の社説で、軍が「より広い空間で多様な軍事任務を遂行する能力を強化した」と説明した。
中国は年初から軍事演習や訓練を強化しており、最新鋭空母が間もなく海上訓練を開始する可能性がある。ロシアとの軍事関係強化にも動くなど、軍事力を誇示している。
こうした動きについて一部アナリストは、米国やその同盟国による脅威が拡大しているとの中国の認識を示しており、政治的なメッセージを発信するため軍事力を行使していると指摘する。
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