個別調整されたビタミンD投与で心筋梗塞再発リスクが半減
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マグネシウム不足がうつ病と関連、効果的な補充方法
気分の落ち込みや不安の陰に潜むマグネシウム不足。最新研究と補充法が示す、うつ病改善への新しい可能性を解説します。
鉄分は多すぎても危険――知っておきたい症状と予防法
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マグネシウムが慢性痛を軽減? ―― 線維筋痛症と片頭痛への新たな可能性
線維筋痛症や片頭痛の軽減に、マグネシウムが注目されています。臨床試験や専門家の声を通じて、その仕組みと最適な摂取方法を探ります。
赤身肉なしで鉄をとる方法:栄養士がすすめる実践法
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サントリー記者会見 新浪会長辞任 大麻所持疑惑で捜査受け
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最新レビュー うつに効果が期待できる市販サプリ5種
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シナモンサプリが薬の効果を下げる恐れ
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マグネシウムの隠れた力!DNA損傷や加齢による疾患を予防
マグネシウムは、免疫力向上や健康維持に重要な栄養素として注目されていますが、その重要性はまだ十分に理解されていないことがあります。最近の研究では、マグネシウムがDNAを保護し、加齢に伴う慢性疾患を予防する可能性が示されています。マグネシウムを多く含む食品やサプリメントでの摂取が推奨されており、全体的な健康をサポートするために欠かせない栄養素です。
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アメリカの研究で、マルチビタミンが寿命を延ばさず、むしろ死亡リスクを4%増加させる可能性が示されました。忙しい現代人に人気のサプリメントですが、その効果について再考が必要かもしれません。
卵の殻がサプリメントになるって知ってた?
卵にはタンパク質や脳を活性化させるコリンなど、豊富な栄養素が含まれていることはよく知られていますが、捨てられる卵の殻にも貴重な栄養素がたくさん含まれていることが判明しました。
50代以下の大腸がん増加:問題のサプリメントとは
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ビタミンDの摂り過ぎに注意! 効果的なサプリメントの摂り方とは?
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、免疫系を強化する方法に人々が特に関心を寄せています。最近、インターネット上で1つの見解が広まっています:高用量(5000 IU)のビタミンD3を摂取すると、新型コロナウイルスに対抗できるというものです。
そのサプリメント本当に効果がある? 専門家が教えるサプリいらずの食事法
米国で400億ドル(約6兆0675億円)規模の産業とされるサプリメントは、筋肉から頭の冴え、老後の健康維持に役立つとされています。
一方、サプリメントを「万能薬」とみなし、マルチビタミンを併用すれば栄養不足が補えると主張する者もいます。しかし専門家は、食事から栄養を摂取することがより重要だと言うのです。
クリーンイーティング(砂糖、塩分、脂肪が低く自然食品だけを使った食事を実践すること)と栄養素密度(ふつう100キロカロリー当たりに含まれるたんぱく質やカルシウム、ビタミンCなどの栄養素の含有量を重量で表す。)の比較
管理栄養士のダイアナ・ロジャース氏にると、米国人のための食事バランスガイドは、栄養素密度に注目するのではなく、クリーンイーティング(自然界で手に入る食材を食べること)と健康を同一視するよう促しています。
栄養素密度とは、1カロリーまたは1食分あたりの、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)と、微量栄養素(ビタミンやミネラル)の量を指します。
一般的に、微量栄養素を多く含む食品ほど栄養素密度が高く、健康的である、とロジャース氏はエポックタイムズ語りました。
ただし、カロリーと密度は同義でないとも強調しました。レタスは1カップあたりのカロリーは低いですが、微量栄養素も少なく、水分量が多い野菜です。
「一方、比較的低カロリーな牛肉は、約110gのステーキで35gのタンパク質、1日に必要なビタミンB12のほぼ全量、さらにナイアシン、ビタミンB6、リン、セレン、亜鉛、鉄を最も吸収しやすい形で多く摂取できます」
最も栄養素密度の高い食品とは?
栄養素は、サプリメントよりも食品から摂取するほうが体内に吸収されやすいため、こうした形で栄養を摂取することが理想的だそうです。
植物性食品よりも動物性食品の方が、体への吸収性が良いとロジャース氏は言います。「肉、魚介類、卵、乳製品などの動物性食品を摂取することで、必要な栄養を確実に摂取することができます」
動物性食品には植物性食品よりも多くのビタミンB12、ビタミンD、鉄、亜鉛、カルシウムが含まれているため、ベジタリアン(肉や魚は食べずに卵や乳類の摂食は本人の選択による)やビーガン(動物性食品を一切口にしない人)は、これらの栄養素が不足するリスクのあることが、調査で明らかになっています。また、必須脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取量は、ベジタリアンやビーガンでは不十分であることが示されています。
一方で、野菜や果物から主要な栄養素を摂ることは難しいですが、こちらには多くの植物性栄養素やビタミンCが含まれています。
食品の栄養素密度を高める調理法
栄養素密度を高めるには、食品の調理法を工夫する必要があります。例えば、野菜を調理する場合、茹でるよりも蒸し調理かオーブン焼きにすることで効果的に栄養素を保つことができます。
ある研究では、茹でたり炒めて調理したブロッコリーは、ビタミンCの含有量と抗酸化力が著しく減少することが示されました。一方で、ブロッコリーを蒸した場合、その栄養成分はほとんど影響を受けませんでした。
別の研究では、トマト、カボチャ、ナス、ジャガイモなどの地中海産の野菜を生で食べたり水で調理する代わりに、エキストラバージンオリーブオイルで調理すると、抗酸化力が高まることが発見されました。
栄養価の高い食品を食べるだけでなく、調理法を工夫することで、栄養素の吸収を最大限に高めることができると、栄養科学で博士号を持つクリス・マスタージョン氏はエポックタイムズに語りました。植物性食品に含まれる化合物の中には、栄養吸収を阻害するものもあります。
「全穀物、ナッツ類、種子類、豆類に含まれるフィチン酸塩は、亜鉛の吸収を阻害する主な物質です。しかし、発酵、浸漬、酸味を付与することでフィチン酸塩(リンの貯蔵形態)を中和することができます」
「特定の植物性食品を主食としていた先住民は、サツマイモに含まれるシュウ酸塩を流水で溶出させていました」とマスタージョン氏は言います。ある研究によれば、サツマイモに含まれるシュウ酸塩は水溶性であるため、蒸したり焼いたりするよりも茹でることでシュウ酸塩を大幅に減らすことができます。
トウモロコシに含まれるビタミンB3(ナイアシン)は、本来炭水化物と結合しているため、吸収力が制限されています。トウモロコシをアルカリ性溶液に浸すと、この結合が切断され、ナイアシンがより吸収しやすくなる、とマスタージョン氏は指摘しました。さらに、ビタミンCは、植物性食品からの鉄の吸収を促すことができるとし、ビタミンCが豊富な食事を維持することが推奨されるとも付け加えました。
サプリメント業界の規制緩和
私たちはサプリメントなしでも必要な栄養素量を摂ることができますが、サプリメントは栄養素のレベルを最適化し、ひいては私たちの健康全体を最適化するのに役立つとマスタージョン氏とロジャース氏は解説しました。ロジャース氏は、健康のための「保険」として、高品質のマルチビタミンを推奨しています。
「特に現代の食環境では、食事だけで必要な栄養素量を摂取することは難しいでしょう。というのも、私たちが口にするものの多くは、枯渇した土壌や長い輸送時間、あるいは加工によって栄養価が失われているからです」
しかし、サプリメント業界は規制が緩いため、メーカーはできるだけ安い原料を使う傾向にあるとも付け加えました。
米国医師会の推定によると、市場に出回っている規制されていないサプリメント製品は8万点以上になります。米国食品医薬品局(FDA)は、発売されるまでそれらを検査する義務はありません。ある報告書によれば、安全性の問題、有効性への疑問、未検証のラベル表示やマーケティング上の主張、不十分な品質管理など、規制の実施における問題は、公衆衛生に顕著な影響を及ぼしています。
人々はサプリメントのラベルに注意を払い、次のことを守るべきだとロジャース氏は言います。
・明確な成分リスト、適切な摂取量、アレルゲン表示を確認する。
・過剰な充填物、添加物を含む食品、不必要な成分を含む製品は避ける。
・第三者機関が品質と純度を検査したサプリメントを探す。
「栄養素は食品から摂るのがベストですが、十分な栄養素を摂取できない場合には、サプリメントが必要なこともあります」