米国と日本の要人が台湾新総統を祝福、国民は新局面に期待
中華民国第16代の総統と副総統の就任式が5月20日に華やかに行われ、米国、日本、ヨーロッパからの要人が祝福のために来訪した。新総統の頼清徳氏は「国民を最優先に」と述べ、台湾が世界の発展に貢献する強い存在であるべきだと力説。台湾の国民は新しい政権に何を期待しているのか? 詳細をお伝えする。
蔡英文総統が8年間の任期終える
中華民国史上初の女性総統、蔡英文が5月20日に任期を終えた。
頼清徳氏が中華民国第16代総統に就任 「台湾を民主主義世界のMVPにする」
1月の台湾総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳氏(64)が20日、台北市の総統府で就任宣誓を行い、蔡英文氏(67)の後任として第16代総統に就任した。「私たちは引き続き民主国家と民主共同体を形成し、各分野の発展経験を交流し、偽情報と戦い、民主主義のレジリエンスを強化する。様々な課題に対応し、台湾を民主世界のMVPにする!」と訴えた。
垂秀夫前駐中国大使、台湾で受勲 日台関係推進に頼清徳次期総統も期待
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。
「台湾総統に会うな」中国総領事館、米ニューヨーク市長に圧力行使
米国ニューヨーク駐在の中国総領事館が昨年、エリック・アダムスニューヨーク市長に手紙を送り、「蔡英文台湾総統と会うなら、ニューヨークと中国の友好関係が危うくなる」との意思を伝えたとされる。蔡英文総統と会わないように脅迫したも同然という評価が出ている。
頼清徳:炭鉱労働者の息子から台湾総統までの人生【時代の名人】(後編)
長年にわたり台南で暮らし、働き続けてきた頼清徳氏。彼の人生は、地域社会から国政へとその活動の場を移し、台湾の政治シーンに大きな影響を与えてきました。
豪野党の有力議員が訪台、安全保障協力に言及 蔡総統と会談
豪野党の議員で、情報委員会の副委員長を務めるアンドリュー・ウォレス氏は8日、台北で蔡英文総統と会談し、台湾との安全保障協力に言及した。豪と台湾は域内の安定維持への関心を共有していると指摘した。
台湾大地震で死者9人 負傷者821人 災害件数1103件
2024年4月3日の朝、台湾花蓮沖で発生したマグニチュード7.2の大地震は、余震が続き、台湾全土に深刻な影響を及ぼしている。
米国の台湾支持、大統領選の結果に影響されず=外務省
台湾外交部(外務省)は28日、今年の米大統領選で誰が勝利しても台湾に対する米国の支持は変わらないとの見方を示した。選挙戦で中台問題が「操作」されないよう警戒すると表明した。
世界パスポートランキング、日本が首位に返り咲き
英国のコンサルティング会社、ヘンリー・アンド・パートナーズ社は11日、ビザ(査証)なしで渡航できる国と地域の数を比較した「ヘンリーパスポート指数」を発表した。日本を含む6か国がトップに並んだ。
目前に迫る台湾総統選挙 台湾国安局「中共の選挙介入に警戒せよ」
台湾総統選挙および立法院議員選挙は、1月13日に投開票される。この二つの選挙に対して、中共は介入しようとしている。
石川県地震、台湾蔡英文総統「必要な協力を提供する用意がある」日本側に伝達
1日午後4時頃に石川県能登地方で発生した地震について、台湾の蔡英文総統は見舞いのメッセージを発表し、「必要な協力を提供する用意がある」ことを日本側に伝えた。地震による被害は広範囲に及び、日本政府は自衛隊を出動し人命救助に当たっている。
台湾総統選まで1か月 蔡英文総統が「香港を見てほしい」と有権者に呼びかけ
来年1月13日に実施される台湾総統選まで、あと1か月余り。蔡英文総統は有権者に「投票するにあたっては、香港を見てほしい」と呼びかけた。
台湾、APEC首脳会議で平和の重要性強調へ=総統
台湾の蔡英文総統は10日、来週開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で地域における平和の重要性を強調すると述べた。
台湾、中国との「平和的共存」求める 現状維持が重要=総統
台湾の蔡英文総統は10日の双十節(建国記念日)に演説し、中国との「平和的共存」を求めると表明した。
「誰が来たのか知らない」 米国経由の台湾副総統に、赤旗の抗議者は雇われたサクラか
13日、米ニューヨークを経由した台湾の頼清徳副総統。ところが抗議者のなかには、誰に向かって抗議しているのか知らない「サクラ」が含まれていたようだ。
麻生氏、台湾総統・副総統と面会 現職自民党幹部では最高位
台湾を訪問中の自民党の麻生太郎副総裁は8日午後、台湾総統府で蔡英文総統と頼清徳副総統と面会した。現職の自民党幹部としては最高位となる。麻生氏は、日台間で困った時に助け合う関係を維持し、更なる信頼関係を醸成していくことに意欲を示した。
前原議員、台湾蔡英文総統らと会談 CPTPP加入を支持
国民民主党の前原誠司氏をはじめとする超党派訪問団は3日、台湾の蔡英文総統と頼清徳副総統とそれぞれ会談した。前原氏は日台関係を深化させ、台湾の国際進出を推進するとともに、経済安全保障を強化していく考えを示した。