「国益守る立場から一歩も引かず」豪モリソン首相、北京五輪「外交的ボイコット」表明 米に次ぎ2カ国目

豪州のモリソン首相は8日、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に来年2月に開催される北京冬季五輪に政府関係者を派遣しないと明らかにした。米国の「外交的ボイコット」に豪州も追随した格好だ。
2021/12/08 山中蓮夏

カナダ上院議員、ウイグル禁輸法案提出 北京五輪ユニフォーム担当会社も新疆綿を使用か

カナダの上院議員は24日、中国の新疆ウイグル自治区からの輸入を全面的に禁止する法案を提出した。中国共産党政権の残虐な人権侵害に対してカナダは「甘い態度を取っている」と指摘し、禁輸措置を取り、カナダの正しい姿勢を示すべきだ
2021/11/28 山中蓮夏

キューバ当局、反体制派デモを阻止 脅迫や暴力も

キューバ当局は15日、反体制派が同日計画していたデモを阻止した。主要都市に警官を配備して参加者を拘束したほか、デモ主催者の家を取り囲み外出を妨害した。スペイン国営通信EFEやロイター通信などが報じた。
2021/11/17 山中蓮夏

米国務省、北京冬季五輪で安全で自由な報道要求

米国務省のプライス報道官は4日、3カ月後に迫る北京冬季五輪とパラリンピックで、ジャーナリストの移動やアクセスの自由を制限しないよう、開催国の中国に呼び掛けた。
2021/11/07 山中蓮夏

米主導会議でサプライチェーン改革… 規範違反の有害行為を排除へ=G20

日本や米国、EUなど16の国と地域は10月31日、G20伊サミットに合わせて、グローバルなサプライチェーン(供給網)の強靭化に関する会議を開いた。このなかで、「国際的な規則や規範に違反する有害な慣行は、供給網から排除」す
2021/11/03 佐渡道世

仙台市で中国の人権侵害を調査するよう求める意見書が可決

宮城県の仙台市議会で12日、中国政府が自国内の人権侵害について説明責任を果たすよう要求することを政府に求める意見書が全会一致で可決した。少数民族等に対する拷問や文化破壊行為などが報告されていることを挙げ、深刻な懸念を示し
2021/10/28 William Wang

中国大使がベルギー議会委員会を脅迫、香港関連法案の審議を巡り

ベルギー議会の外交委員会は9月29日、中国当局による香港民主化運動の弾圧に関する決議案草案について審議した。駐ベルギーの曹忠明・中国大使は事前に議会に書簡を送り、同決議案の審議は「両国の関係に影響を及ぼす」と警告した。
2021/10/04

英国で「ウイグル民衆法廷」2回目公聴会 中国による人権侵害の目撃証言を聴取

中国政府のウイグル人やカザフ人などに対する人権侵害を調査し、ジェノサイドに該当するかを判定するウイグル民衆法廷の最終公聴会が13日、ロンドンで行われた。12月に判決が下される予定だ。
2021/09/19

欧州議会、輸出管理改正案を承認 中国への軍民両用技術流出を念頭に

米ラジオ・フリー・アジアによると、欧州議会は9日、欧州連合(EU)当局が提出した輸出管理規制法規の改正案を承認した。改正案は人権の保護と人間の安全保障の観点から、ドローン、特定の化学薬品、顔認証などのサイバー監視技術製品など、軍事と民生に相互転用できる「二重用途物品」に対する輸出規制をさらに強化した。
2021/09/14

中国少数民族の人権問題を調べる米研究者、カザフに5年入国禁止

中国少数民族に対する人権問題を調査する、ロシア系米国人学者は自身のFacebookページで、カザフスタンへの入国を5年間禁止されていると書き込んだ。中国共産党の少数民族への抑圧政策は、中央アジア諸国の行政措置にも延伸している可能性がある。
2021/09/07

中国海外投資 鉱山などで人権侵害 ペルーやミャンマーなど資源国=報告

2021年8月、特に中国の金属業部門と鉱業部門における事業運営に関連して人権侵害が高確率で確認されたことを示す報告書が発表されたことで、責任ある対外投資国家として外面を取り繕う中国政策の先行きに不安が漂う。
2021/08/31

国際人権団体、北京冬季五輪への外交的ボイコット呼びかける=報道

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の大流行によって1年延期された東京オリンピックは8日に閉幕した。国際社会の関心は2022年北京冬季オリンピックへと移っている。 人権問題などで北京冬季オリンピックに対するボイコットの声が高まっており、各国政府も、同大会にに対して外交的措置をとるよう圧力を受けている。
2021/08/09

豪、今年末までにマグニツキー人権法を導入=外相声明

オーストラリアのマリズ・ペイン外相は5日の声明で、豪政府は今年末までに同国の自主制裁法(the Autonomous Sanctions Act 2011)を改正すると発表した。これは、豪議会委員会が昨年末に提出した人権侵害者に科す豪州版マグニツキー法の成立を求める報告書に応じた同政府の取り組みだという。
2021/08/06

英下院委員会、ウイグル問題で中国への制裁強化求める 北京五輪ボイコットも

英下院外交委員会は8日に提出した調査報告書において、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権侵害に対して英政府がより強い制裁を実施し、2022年北京冬季オリンピックの一部をボイコットするよう求めた。
2021/07/09

共産党100周年イベント、「華やかさの下に隠された強い不安感」=学者

中国共産党は7月1日、創立100周年を迎え、盛大な祝賀イベントを開催した。人権団体の学者は「華やかさの下にあるのは、深い不安感だ」と指摘した。
2021/07/05

日豪が「自由で開かれたインド太平洋」への支持を再確認

6月9日に開催された日豪外務・防衛閣僚協議(2プラス2)では、自由で開かれたインド太平洋の維持に焦点が当てられた。 オーストラリアの外相と国防相および日本の外相と防衛相は、中国の違法な海洋権益主張と中国内で発生している人権侵害に反対することを確認し、中国が最近制定した「海警法」に対する懸念を表明した。
2021/07/05

中国共産党創立100年、米欧議員が相次いで非難 「人権侵害の100年で必ず責任を追及」

中国共産党創立100年となった7月1日、米国と欧州議会の議員らはツイッター上で、最近、中国共産党政権によると香港の民主化運動への弾圧と台湾に対する圧力強化を挙げ、中国共産党が結党してからの100年は「自由を抑制し、人権を侵害してきた100年だ」と相次いで批判し、国際社会は必ずその責任を追及すると主張した。
2021/07/02

米下院、中国共産党結党100年を非難する決議案提出 「中国人の人権を侵害した100年」

中国共産党(以下、中共)が7月1日の結党100周年を迎えるにあたって、米下院の超党派議員は25日、中共が過去100年間、深刻な人権侵害を行ってきたと非難する決議案を提出した。決議案は、中共は中国国民に対して残酷な大虐殺など行ったとした。
2021/06/26

テキサス州、中国の「強制的臓器摘出による殺人」を非難する決議案を採択

米テキサス州はこのほど、中国共産党による良心的囚人の組織的殺害を非難する決議案を正式に採択した。
2021/06/14

【速報】対中人権非難決議案 立憲民主党が了承

立憲民主党は10日、党内の政務調査審議会で、新疆ウイグル自治区やチベット等に対する人権侵害を非難する国会決議を党として賛成することを機関決定した。複数の関係者への取材で明らかになった。
2021/06/10

米、中国企業のブラックリストを拡大 「赤い資産の一掃」目指す=専門家

米国政府はこのほど、中国の軍事企業数十社への米国人の投資を禁止した。これを受けてアナリストらは、米国は「赤い資産」を一掃する準備をしていると見ている。
2021/06/09

中国政府、新疆でAIによる感情認識実験 被験者はまるで「実験用マウス」扱い 技術者告発=BBC報道

中国政府が少数民族ウイグル族を対象に、AIプログラムと顔認識カメラを利用した「感情認識システム」を運用していたことが明らかになった。同プログラムは、中国の華為技術(ファーウェイ)が開発に関与した可能性も提起されている。
2021/05/27

【全文あり】人権侵害非難決議なければ「国会の存在価値なし」長尾敬議員が成立呼びかけ

今国会の会期も残りわずかとなった。国際情勢が今までにないほど緊迫化するなか、日本が西側諸国と足並みをそろえるためにやらなければならないことが一つ、閉会前に残されている。中国における人権侵害を非難する国会決議だ。昨年、米国のポンペオ国務長官(当時)が中国の新疆ウイグル自治区におけるウイグル人の状態をジェノサイドとして認定して以来、先進諸国は次々と中国を非難する決議を議会で可決させた。
2021/05/26

米税関、ユニクロの綿シャツ輸入差し止め 強制労働の疑い払拭できず

米国税関国境警備局(CBP)は、アパレル大手ファーストリテイリングのブランド「ユニクロ」の綿シャツの輸入を差し止めた。強制労働関与の中国企業が製造した製品である疑いがあるという。CBPが5月10日に発表した関税文書で明らかになった。
2021/05/20

米政府、中国公安省高官子弟のビザ不発給 制裁措置の一環か

中国外務省の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で、米政府が米入国を希望する中国公安部(省)などの高官の子弟の査証(ビザ)申請を却下したことを明らかにした。
2021/05/14

米政府、成都市「610弁公室」元責任者を制裁 法輪功迫害に関与

米国のブリンケン国務長官は12日、中国の伝統気功、法輪功の学習者への迫害に関わったとして、四川省成都市の当局者1人とその家族に制裁を科すと発表した。
2021/05/13

菅首相が訪米、共同声明「台湾」明記に政府内で意見割れ=報道

菅義偉首相は16日午前9時ごろ、バイデン米大統領との首脳会談に臨むため、米ワシントンに到着した。両首脳は、主に香港・新疆問題、台湾海峡での軍事的緊張、世界的な半導体不足などについて意見を交わし、中国当局に明確なシグナルを送るとみられる。
2021/04/16

西側諸国の協調した対中制裁、バイデン政権の初期の成果

ジョー・バイデン米大統領就任後初めての中国に対する西側の協調行動として、新疆ウイグル自治区での人権侵害について英国、カナダ、欧州連合、米国による中国当局への制裁措置が課された。
2021/04/09

新疆問題、豪シンクタンクの中国系研究員が新たに非難の標的に

新疆問題をめぐって、中国のネット世論工作員は豪シンクタンク、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)の中国出身の女性研究員、許秀中(Vicky Xiuzhong Xu)氏を新たにやり玉に挙げた。許氏は、ASPIが昨年発表した中国当局によるウイグル人への強制労働に関する報告書の作成に関わった。
2021/04/05

中国CGTN、架空のフランス人記者の記事掲載、記事にボロ、笑い物に

多くの中共公式メディアは、ローレン・ボーモンド(Laurène Beaumond)というフランス人独立ジャーナリストの記事を競って掲載した。彼女の見解が中共公式プロパガンダと完全に一致するからだ。しかし、フランスメディアによる調査の結果、そのような人物は存在しないことが判明した。フランスの学者たちは、中共の公式メディアが偽記者をでっち上げたことを批判し、信じがたいことだと嘆いた。
2021/04/03