【ほっこり池】平成の三四郎

 夏目漱石『三四郎』を開いて「あれ、柔道がでてこない」と不思議がったのは高校生のときでした。そんなもの知らずの私でも「平成の三四郎」の大活躍は、今も目に焼きついて離れません。

 古賀稔彦さん。53歳での突然の訃報に思わず耳を疑いました。1992年のバルセロナ五輪では、競泳平泳ぎで岩崎恭子さん14歳の金メダルとともに、柔道男子71キロ級の古賀選手の優勝は感動を呼びました。直前の稽古で左膝に大けがを負いながら気力で勝ち上がり、掴んだ金メダルでした。

 小柄ながら、切れ味の鋭い投げ技は鮮やかの一言に尽きます。そんな古賀選手に、人々が敬意と憧れを込めてつけたあだ名が「平成の三四郎」。引退後の「子どもたちが一生柔道を好きになるように」との願いを込めた指導は、古賀さんの曇りのない澄みきった人柄からのものでした。

(慧)

関連記事
インドの若きモデルマネージャーが語る、ファッション業界で輝き続ける秘訣。「真・善・忍」の実践がもたらす内面の美と成功への道とは?
毎日の食事に大豆をプラス!栄養たっぷりの大豆の種類や健康効果、簡単レシピで、美味しく健康をサポートしましょう。
胆石は、多くの人に見逃されがちな健康リスクです。胆嚢内で硬化した結石が形成されると、消化に関連する問題や激しい痛みを引き起こす可能性があります。無症状で発見が遅れることもありますが、適切な知識を持つことで予防と早期対応が可能です。この記事では、胆石の原因、リスク要因、診断方法から、手術や自然療法による治療法までを詳しく解説します。健康的な生活習慣を取り入れることで、胆石のリスクを減らしましょう。
慶應義塾大学の研究で明らかになった健康長寿の鍵とは。老化予防と7,500歩の歩数がもたらす効果をご紹介します!
カルシウム不足が引き起こす体の不調とは?夜中の足の痙攣や骨粗鬆症を予防するために、毎日の食事での対策を解説します。