【ほっこり池】若き執権
1268年4月18日(文永5年3月5日)。18歳の北条時宗(1251~1284)が鎌倉幕府第8代執権となります。
同じ年の正月、高麗(こうらい)の施設が元(げん)の国書をもって太宰府を来訪しています。国書とは、もちろん日本国が元つまりモンゴル帝国へ服属することを求めるものでした。
たびたびの国書に時宗は返答しなかったため、1271年、元の使者が来日して日本への武力侵攻を警告。時宗は、博多湾岸に長大な石塁を築き、御家人に呼びかけて徹底抗戦の構えをとります。
時宗の禅の師は、元に滅ぼされた南宋の出身で臨済宗の僧・無学祖元(むがくそげん)でした。文永11年(1274)と弘安4年(1281)に蒙古襲来という国難があり、とくに苛烈な弘安の役で、若き執権を精神的に支えたのは祖元の教えであったともいわれます。
(慧)
関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。