岸防衛相、豪州にリーダシップ発揮呼びかける 中国対抗で=報道
岸信夫防衛相はこのほど、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)のインタビューで、米中両国のパワーバランスの変化が「非常に顕著になった」と述べ、台湾をめぐる軍事衝突は「中国の優勢に大きく傾いている」との見方を示した。
インド、中国との平和的共存は「ない」=専門家
米国のブリンケン国務長官は28日、インドのジャイシャンカル外相、ナレンドラ・モディ首相と訪問先のニューデリーで会談した。両国は中国の名指しは避けたものの、日米豪印による協力枠組み「Quad(クアッド)」の連携を深め、防衛協力を深めることで一致した。
蘭アーネム市、武漢市との姉妹都市関係を解消 ウイグル人権侵害に懸念
オランダ東部に位置するアーネム市が武漢市との姉妹都市関係を解消した。中国共産党政権による新疆ウイグル自治区のウイグル族に対する人権侵害をめぐって、市議会の過半数が武漢市との姉妹関係を解消する議案に賛成した。
「北京とタリバンは友人だ」中国共産党機関紙の編集長が自慢
米国が残りの軍隊をアフガニスタンから撤退させるなか、中国共産党は同国で影響力を拡大しようと動き始めている。
EU、国際インフラ計画で合意 高官は「一帯一路とは違う」と強調
欧州連合(EU)の外相は12日、経済、外交、開発政策および安全保障上の利益を促進するために「グローバルにつながる欧州(A Globally Connected Europe)」というインフラ計画を承認した。中国「一帯一路」構想に対抗するものと見られる。
バングラデシュ、「一帯一路」建設予算を大幅削減 中国が出資撤回に言及
バングラデシュ政府が「一帯一路」のインフラプロジェクトを見直し、予算を削減したのを受け、中国側は同プロジェクトへの出資を取りやめると発言した。そのため、バングラデシュは北京に対して、資金提供の意思について確認を行い、「出資しないならば、他のルートで資金調達する」としている。
「一帯一路」に乗って アフリカで民間警備会社を通じた中国軍拡の懸念=報告
広域経済圏構想「一帯一路」をスタートさせて以降、中国はアフリカへの投資を増やしている。同時に、現地治安に合わせて民間警備会社を増やし、アフリカ市場で展開している。人民解放軍と密接な関係を持つ民間警備会社を通した中国の軍事力の拡大が懸念されている。
ガーナ国営紙、新疆問題で中国批判 中国大使が火消しに躍起
ガーナ国営紙は最近、中国が新疆で「人道に対する罪」を犯したと厳しく批判した。アフリカからの「正義の第一声」と見なされ、国際社会の注目を集めた。
G7の「一帯一路」対抗策、関係国歓迎も有言実行が鍵
[ジャカルタ/シンガポール 17日 ロイター] - 主要7カ国(G7)が中国の広域経済圏構想「一帯一路」に対抗して打ち出した途上国向けのインフラ支援構想「Build Back Better World (B3W)」は、中国の影響が直接及ぶ国々から歓迎を受けている。ただ西側諸国がどれほど本気でプロジェクトに関与するかを巡り疑念も残っており、それを克服していくことが主要国の課題だ。 B3Wは英国で
日本の対外援助、パンデミックで地域主導権発揮 米誌「悪名高い一帯一路と全く対照的」と称賛
自国における予防接種の高速化を図る一方で、日本は世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策における自国の役割強化を推進している。
G7サミット、一時Wi-Fiなどを遮断 中国側の盗聴に警戒=報道
英国で開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)では、各国の首脳が中国当局をめぐって議論を展開していた際、会議室のネットワークの接続が一時切断されたことがわかった。
現代の奴隷で作られる中国「一帯一路」=労働NGO報告
米ニューヨークにある中国の労働環境改善に取り組む労働NGO「チャイナ・レイバー・ウォッチ(CLW:China Labor Watch)」の創設者であるリ・チャン(音訳)は「中国の一帯一路の建設は強制労働に基づいている」と指摘し、「中国は一帯一路によって、政治的な利益を望んでおり、これらの労働者を利用する必要がある」としている。
印シンクタンク、中国の代理人に成り下がる国連機関が増加
印シンクタンクは、国連における中国の影響力が拡大し続けていると警告した。国連の主要機関の多くは中国の代表がトップを務めており、また国連の基層システムでも中国の専門家および外交官らによるネットワークが配備されている。中国の手中にある国連は中国の外交政策議題を支持し、促進させていると報告書の中で指摘した。
日EU首脳会談、中国にらみインド太平洋戦略を中東欧で推進
菅義偉首相は5月27日、オンラインで欧州連合(EU)のミシェル大統領やフォンデアライエン欧州委員長と首脳会談を行った。双方は共同声明で、東シナ海・南シナ海情勢や中国当局による香港・新疆での人権侵害問題などで意見交換し、初めて台湾問題に言及した。
韓国江原道、「中国文化タウン」建設計画が中止へ 反対署名60万超え
韓国・江原道(カンウォンド)で建設予定の「中国文化タウン」の開発業者は27日、住民の強い反対を受け、プロジェクトの中止を発表した。韓国市民が中国共産党による浸透工作に警戒を強めていると一部の公民権活動家は分析した。
三合会や一帯一路の関与も インド太平洋地域における腐敗と中国犯罪組織シンジケート
インド太平洋地域の法執行機関による強力な捜査により、地域の犯罪シンジケートと中国犯罪組織の繋がりが明らかとなった。中国共産党に関係している組織も存在すると考えられている。
豪政府、孔子学院2校を審査対象に ペイン外相「国益に反する外国協定の廃止を加速」
マリーズ・ペイン豪外相は月22日、「国益に反する外国協定は今後、さらに廃止される可能性がある」と警告した。
ソロモン諸島州知事、中国からの賄賂を拒否 豪に協力強化呼びかけ
南太平洋のソロモン諸島マライタ州のダニエル・スイダニ(Daniel Suidani)州知事は3日、豪日刊紙「オーストラリアン」に対して、島内の一部の政治家が中国に買収されていることを懸念し、オーストラリアに同島との協力関係を深めるよう呼びかけた。
マルタ女性記者殺害、汚職事件の裏に「一帯一路」絡む投資計画=報道
2017年、マルタの著名な調査報道ジャーナリストであるダフネ・カルアナ・ガリツィア氏が車で自宅を出た直後、車に仕掛けられた爆弾で殺害されたことに、国際社会が衝撃を受けた。政財界の癒着を暴こうとしたガリツィア氏の遺志を継いだジャーナリストがスキャンダルを徹底的に調査し続け、資金の流れを調べていた。このほど、同調査では、マルタの大規模な汚職事件が中国当局が提唱する巨大経済圏構想、「一帯一路」に関係していることが明らかになった。
豪、来月にもビクトリア州の「一帯一路」協定を破棄 モリソン首相「何のメリットもない」
オーストラリア政府は来月にも、同国ビクトリア州政府が中国と締結した「一帯一路」の覚書を廃止する予定だ。同国のモリソン首相はこのほど、同国のヘラルドサン紙に対して、「一帯一路」協定がオーストラリアにもたらすメリットはないと述べた。
中国と中東欧17+1首脳サミット、複数国の首脳が出席せず 香港問題などが影響
9日に開催予定の中国と中東欧諸国の「17+1」首脳サミットは、リトアニアを含む複数の欧州国家の首脳が出席を辞退したことがわかった。中国当局が香港問題で強硬な姿勢を見せたことや、過去の約束不履行問題は中東欧各国を遠ざけたようだ。
中国の挑戦続く限り、米中対立は続く 激化の可能性も=日本のシンクタンク
東京のシンクタンク「日本国際問題研究所」は、年次報告となる『戦略年次報告2020』を2月5日に発表した。報告は、米中対立の根本原因である中国の軍事力増強と既成の国際秩序への挑戦が続く限り、米中の戦略的対立は一層激化する可能性もあると分析する。
中国共産党の国際犯罪組織認定、米元高官がバイデン政権に期待
米国防総省で次官補代理を務めたフランク・ガフニー(Frank Gaffney)氏は1日、バイデン政権が中国共産党を国際犯罪組織に指定すべきだとの見方を示した。同氏は、中国共産党政権が中国国民だけを抑圧しているではなく、米国内に致死性の高い薬物を密輸したり、米企業の技術を窃取するなど、米国民に対しても犯罪行為を繰り返していると指摘した。
欧州議会の超党派26議員、セルビアの中国傾斜に懸念表明 中国ワクチン100万回支援受け入れ
欧州議会の超党派26議員は、中国傾斜が強まるEU加盟交渉国のセルビアの状況を懸念している。議員らは欧州委員会に書簡を送り、中国投資の影響に対応するよう求めた。
米トランプ政権 犯罪組織「三合会」リーダーに制裁 一帯一路や違法カジノで東南アジアに浸透
トランプ米政権はこのほど、中国人民政治協商会議のメンバーで、在外華人の犯罪組織・三合会(トライアド、14K Triad)の組織犯罪リーダーである尹国駒(Wan Kuok Koi)に制裁を科した。
一帯一路の融資約3兆円相当が再交渉中 新興国の債務危機が中国に降りかかる可能性
中国の広域経済圏構想「一帯一路」のインフラ計画のために融資を受けた12カ国は現在、中国と債務契約の再交渉をしている。これらの国が結んだ計18件の契約は総額280億ドル(約2兆8855億円)に及ぶ。専門家は、中国が再交渉できなければ、新興国市場の債務危機が集まる中心地になりかねないと考えている。
「ラオスはもうほとんど中国」道路の中国風の装飾、住民苦情で取り下げ
ラオスの情報筋によると、ラオスの首都ビエンチャンの当局は、ソーシャルメディア上で中国の影響力拡大を懸念するラオス市民からの抗議の嵐を受けて、市内各地の街灯に飾られていた中国の装飾品を撤去した。
バングラディシュ、中国支援の深水港を中止 日本のプロジェクトを進める
バングラデシュ政府は、同国南東沖のベンガル湾に面するソナディア島に予定されていた中国投資の深水港の開発を正式に中止した。ここから25キロほどしか離れていないマタバリ地区では、同様の深水港を日本の共同事業体が建設しており、日バ両国は計画を進めている。
ラオス当局、中国人200人の入国拒否 検疫の書類を不所持
情報筋によると、ラオスの中国との国境にあるラオス当局は、11月1日、200人あまりの中国人の入国を拒否した。新型コロナウイルスに関する検疫書類を所持していなかったたためだという。
「交流を武器に」米高官、中国共産党の統戦工作を批判
「北京当局者は、ウィン・ウィン(Win-Win)交流や、他国問題の不干渉を主張している。しかし、実際には、彼らの行動は組織的で、野心的な覇権主義的である。中国共産党は、世界中の言論や政治的な決定に対して、支配権や拒否権を取ろうとしている」